
華やかのイメージで語られることの多い広告業界。就職倍率が高く、特に最大手ともなると、勤務しているだけで「選ばれし者」感のある同業界だが、中でも働きやすい会社はどこになるのだろうか?
今回、そんな広告業界における「働きやすい企業ランキングTOP10」を紹介する。なお本ランキングは、年間2000万人が訪れる企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」ユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」という、6項目における評価の平均点(総合評価)が高い広告業界に属する企業をまとめたものだ。
広告業界の働きやすい企業ランキング
1位は広告業界最大手「電通」。それでは早速、5位から順番に社員の声を見ていこう。
5位:アサツーディ・ケイ ~米ベインキャピタル傘下となり非上場企業に~
電通、博報堂DYホールディングスに次ぐ広告業界3位。1999年に「旭通信社」「第一企画」が合併して発足した。競合他社に先駆けて22時に社内を消灯する規則を採用するなど、積極的に働き方改革に取り組んでいる。2017年7月には全社員を対象に1日の業務を記録する「タイムシートシステム」を開始。業務の見える化・効率化を推進している。
社員の声
「とにかくフラットで自由。特にスタッフは服装も自由だし、働き方も自由度が高い。プロジェクトのアウトプットの質さえ担保できれば自分の裁量次第。休日取得についても、年末年始・GW・夏期休暇以外でも、有休をうまく組み合わせて1週間連続で休暇を取る人も非常に多い。それに対して周りにネガティブな印象を持つ人間もあまりいない」
(マーケティング 30代前半 男性 年収650万円)
「(仕事のやりがい・面白味に関して)若いうちから多くのことを経験できる。部署やチームによっては良くも悪くも他社では考えられないくらいの権限が与えられる。また、手を上げればなんでもチャレンジさせてもらえる風土があるので、チャレンジしたい人にとっては働きやすい会社かもしれない」
(海外営業 20代後半 男性 年収500万円)
4位:博報堂 ~アジア新興国でのネットワークを強化~
広告領域を中心に、クリエイティブ、マーケティングの技術を活かして顧客にソリューションを提供する「博報堂」。有給休暇とは別に年に2回、連続5日間の休暇を取得できる「フリーバカンス」や、数多くの職種・専門領域に対応した研修プログラムが特徴的。2017年には、残業を原則22時までとし、22時以降残業する場合は事前申請を必要とする社内ルールを定めている。
社員の声
「若い時期から多岐にわたる経験ができ、社内の雰囲気もとても良い。また上司がきちんと話を聞いてくれる文化があり、若手は働きやすいのではないか。実力主義であり、仕事ができる人に仕事が自然と集まる」
(その他職種 20代後半 男性 年収900万円)
「自分が携わったクライアント商品の広告を街で見たり、テレビCMが流れているのを見たりするととても達成感がありました。また、広告はクライアント・代理店・制作会社と全員で作り上げるものなので、チームワークが発揮できたときはやりがいを感じました」
(代理店営業 20代後半 女性 年収800万円)