
総務省の「労働力調査」によると、1985年に男女雇用機会均等法が成立してから、女性の就業者数も共働き世帯数も緩やかではあるが増え続けているという。では、結婚・出産後も働きたいと考える働く女性はどれくらい存在するのだろうか?
長く働き続ける”がスタンダードな時代、職場の反面教師に“大人のキレイ”を模索
「博報堂キャリジョ研」による調査では、今回の調査対象である“働くアラサーシングル女性”は結婚・出産後も「働きたい」という意向が高いという結果が出ている[グラフ1・2]。
働き続ける女性が増えてきている中、アラサーシングル女性にとって、職場の先輩は“大人のキレイ”を考えるキッカケになっているようだ。
職場の中に、「憧れている女性」と「反面教師にしている女性」がいるかを尋ねるアンケートでは、「反面教師にしている女性」のほうが多いことがわかった[グラフ3・4]。
「キレイ」は信頼・自信につながり、仕事へのプラス効果を実感
仕事をするうえで「キレイ」は役に立つかを聞いたアンケートでは、90.7%が「役に立つ」と回答[グラフ5]。さらにどのように役に立つのかというフリーアンサーでは、「仕事相手に好感を持ってもらえるので関係性を構築しやすい」「同じことを説明するときに説得力が違う」など、「キレイ」は仕事をするうえで武器になるようだ。
グループインタビューでも同様のコメントが見受けられた。一方、仕事をしていることが「キレイ」になることに役に立つかを聞いたアンケートにおいて、63.3%が「役に立つ」と回答しており[グラフ6]、キレイと仕事は、相乗効果のあるプラスの関係であることがうかがえる。