
筆者がこの記事を書いている最中も、日本は猛暑に見舞われている。
この暑さは、恐らく9月の中頃までは引かないと考えるべきだ。そのくらいの覚悟を決めなければ、日常生活すらおぼつかないという現実がある。
暑さを乗り切るには、「何を口にするか」を思案しなければならない。
今年の高校野球では開会式の最中にも給水タイムが設けられるようになった。が、だからといって本当に水だけを飲んでいてもあまり効果はない。塩分を同時に摂取することが肝心だ。
熱帯の国のミロ
そういう意味で、熱帯の国に住んでいる人々は工夫を重ねている。
年間の最高気温がいつも30度前後の国では、水分と栄養を手軽に補給できる手段が求められる。汗とともに流れ落ちるのは水分と塩分だけではない。ビタミンや鉄分もしっかり補給したいところ。
だから、東南アジアではネスレの『ミロ』がよく飲まれている。
これについては以前筆者も記事に書いたが、ミロは一度に様々な栄養とカロリーを摂取できる便利な飲み物。マラソン大会では大塚製薬のポカリスエットとともに「必須のドリンク」と見なされている。ネスレも現地でスポーツイベントを開催する時は、ネスレのロゴではなくミロのロゴを掲げる。
そんなミロであるが、最近インドネシアで巨大なブームを巻き起こした。
「ミロのかき氷」が大人気!?
『Es Kepal Milo』という単語で動画検索していただきたい。
今年初め頃からインドネシアでは、このEs Kepal Miloが大流行している。
これは要するに、粉末のミロを使ったオリジナルのかき氷シロップ。レシピの決まったひとつのメニューを差すのではなく、ミロを必ず使うというルールで己の創意工夫を競うのだ。
だから、ミロさえ使用していればそれはEs Kepal Miloだ。
字面で書けば大したことないようなものかもしれないが、これがYouTubeでものすごいブームを発生させている。普段は数万再生回数程度に留まっている現地の中堅YouTuberが、Es Kepal Miloを作る動画をアップした途端に数十万再生ということもザラに起きた。
我々日本人のイメージする「かき氷のシロップ」と言えば、イチゴ、レモン、メロン、ブルーハワイといったところ。練乳を乗せる場合もあるが、ミロを使ったシロップなんてものは日本ではまだ見たことがない。
だが、美味そうだ。何よりこれはただのシロップではなく、先述の通り様々な栄養を同時摂取できるのだ。
早速試してみよう。