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2018.09.08

タイピングの速度低下で自覚できないストレスがわかる!?

 電話口であってもその人物の声や話し方からいろんなことがわかるが、なんとキーボードのタイピングでもその当人についてさまざまなことがわかるというから興味深い。

AIがタイピングを見るだけでユーザーの性別を判断

 指紋認証や顔認識など、最新のテクノロジーではさまざま方法で個人を特定しているが、キーボードのタイピングでもその本人がどのような人物であるのかを浮き彫りにできるというから興味深い限りだ。

 ギリシャ・トラキ大学の研究チームがこの2月に学術ジャーナル「Digital Investigation」で発表した研究では、キーボードのタイピンクの特徴を分析するソフトウェアによって、なんと95.6%の確率でタイプをしている人物の性別が判別できることが報告されている。

 実験では75人(男性36人、女性39人)の参加者に10ヵ月間、特別に開発されたタイピンクのキーストロークを記録するソフトをインストールしたパソコンを使い続けてもらった。

 収集したデータを「ISqueezeU」と名づけられた専用に開発されたソフトウェアに読み込ませてその特徴を分析すると、タイプしている人物が男性であるのか女性であるのかを特徴づけるいくつかのパターンが浮かび上がってきたのだ。例えば“N”から“O”を押すまでの平均時間、同じく“M”から“O”を押すまでの平均時間などが性別を判別する良い手がかりになるということだ。

IFL Science」より

 そしてこれらのデータを5つのプログラムに機械学習させたところ男女の判別が、低いプログラムでも78%、最も高いプログラムで95%以上もの精度で判別できたのである。

 研究チームはこの技術を用いることで、コストも負担もかけない方法でオンラインストーカーや“なりすまし”などのネット犯罪への対策に活用できると主張している。そして今後さらに多くのボランティアからデータを収集をし、例えば利き手や教育レベルなどのほかの要素も判別できるかどうかを試し、より精度を向上させる計画であるということだ。

 こうした技術は行動バイオメトリクス(Behavioral Biometrics)と呼ばれ、1970年代から主に犯罪科学の分野で研究が進められてきた。今回のタイピングのほかにも、その個人の歩き方、声、手書き署名、マウスの操作などからも本人の属性を判別する技術の開発が進んでいるという。ネットのアクセス先で利用者がどんな人間であるのがすぐにわかってしまう時代の到来が近づいているようだ。

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