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2018.09.03

故・黒川紀章氏の名建築「中銀カプセルタワービル」が取り壊しの危機に

「中銀カプセルタワービル」(1972年竣工)は故・黒川紀章氏が設計したメタボリズム建築の代表作。世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅である。

外国人の観光スポットとして定着しているが、海外のコンテンツにも使用されることが多く、ハリウッド映画「ウルヴァリン:SAMURAI」やアメリカの人気ドラマ「HEROES REBORN」などにも登場。

そんな中銀カプセルタワービルが解体の危機に直面している。

「中銀カプセルタワービル」解体に至る経緯

2018年6月29日、この建物の1階店舗、2階事務所、カプセル16個と底地を所有する中銀グループが、CTB合同会社(土地は共同信託株式会社)に一切の所有権を売却した。

CTB合同会社はカプセルタワービルに増築された裏の2つのビルも同時に購入し、一帯の再開発をおこないたいと管理組合理事会で報告。

中銀カプセルタワービルは借地権の建物だが、8月に入り土地の新所有者から、今後借地権譲渡の承諾をおこなわないとの通達があった。

これによりカプセルの所有者は、自由にカプセルを売買することができなくなる。管理組合への相談もなく、一方的な通達に反対する所有者が、現在弁護士への相談をおこなっている状況だ。

中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトは、2017年12月におこなわれた管理組合総会で、既存建物の設計会社である黒川紀章建築都市設計事務所の助言を得て、bews/ビルディング・エンバイロメント・ワークショップ一級建築士 事務所と一緒に、カプセル交換プランを提案。

中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトについては公式サイトをチェックしてみよう。

関連情報/http://www.nakagincapsuletower.com/
構成/編集部

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