携帯性にも優れたフルステレオHi-Fiサウンドイヤホン「Air by crazybaby(NANO)」実機レビュー
2018.09.05
■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪
以前紹介した『EARIN』に始まるワイヤレスイヤホンの概念は、「Apple社」の『AirPods』の参入によってひとつのジャンルとして確立し、日々新しい製品が登場する市場となった。そんな市場にこの度登場する新製品『Air by crazybaby(NANO)』を一般発売に先駆けて入手する機会があったので、実際に使ってみた感触も交えて紹介していこうと思う。この製品、携帯性に優れるコンパクトなデザインでありながら、フルステレオHi-Fiサウンドを有するなど、なかなかいいとこどりの製品に仕上がっている印象だ。
『Air by crazybaby(NANO)』とは?
『Air by crazybaby(NANO)』は2015年に米国に設立された「crazybaby社」によるワイヤレスイヤホンだ。
クラウドファンディング「INDIGOGO」で1億円以上の資金を集めて製品化、その後同じくクラウドファンディング「Makuake」によるプロジェクトを経て、2018年9月13日から「合同会社DMM.com」による一般発売が予定されている。ワイヤレスイヤホンにも細かいジャンルが存在するが、この『Air by crazybaby(NANO)』は耳栓型の完全ワイヤレスイヤホンにあたる。装着する際は耳の中に本体を差し込むイヤホンであり、左右のイヤホンは互いに独立しており間を繋ぐケーブルがないタイプ、ということになる。
おかげで満員電車のような人込みでもケーブルが他の人に引っかかることはないし、ケーブルが首筋にあたって煩わしい思いをすることもない。本体が耳を覆ったり、ケーブルが垂れることのないスマートなデザインは、男性よりも外見に気を配る女性にも薦められる製品だと思う。