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2018.08.31

「まずい棒」に「お化け屋敷」経営難の銚子電鉄の起死回生の策は実るか?

「ぬれ煎餅」で廃線の危機を乗り越えた銚子電鉄

 大正11年創業で、銚子駅-外川駅間の10駅を結ぶ銚子電気鉄道(銚子電鉄)。路線延長6.4km、片道20分の小規模な私鉄だが、鉄道ファンに愛され、銚子銘菓「ぬれ煎餅」の製造元としても知られる。

 実はこの「ぬれ煎餅」、「地元私鉄がPRとまちおこしを兼ねてプロデュースした」ものと、多くの人に漠然と思われているが、ちょっと違う。銚子電鉄には、バブル崩壊後長らく経営難に苦しんだ歴史があり、老舗の煎餅店「イシガミ」の助力のもと、1995年に「銚子電鉄のぬれ煎餅」を開発。この収益で、苦境を乗り越えたというのが、そもそもの発端。

 それから約10年後、再び経営難に見舞われ、公式サイトで「ぬれ煎餅」の購入による支援を呼びかけた。このときの、「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」というキャッチフレーズが話題を呼んで、「ぬれ煎餅」はよく売れ、資金面でも持ち直した。

廃線の危機を救った立役者の「銚子電鉄のぬれ煎餅」

「ぬれ煎餅」不振でとった起死回生の策が「まずい棒」

 「ぬれ煎餅」によって2度も廃線の窮地を脱した銚子電鉄だが、今年も経営危機に陥っている。今回は、「ぬれ煎餅」の売り上げが不振で赤字になっているという。実は銚子電鉄の収入の約7割が「ぬれ煎餅」の販売収益。収入の柱がよろしくない状況になっているため、別の手をということで、8月に登場したのが「まずい棒」。

銚子電鉄が8月に発売した「まずい棒」

 これは、駄菓子の某ロングセラーをリスペクトしつつ、「経営状態がまずい」に引っ掛けて生み出したお菓子。細長いパッケージには、ホラー漫画家で鉄道マニアでもある日野日出志氏が描いた「まずえもん」という、インパクトあるキャラが載る。キャラの設定は「安銚18年9月31日生まれ。『まずい...』という言葉に反応して魔界からやって来る異星人で銚電ファン」とのことだが、「まずい棒」自体は、コーンポタージュ風味の軽やかな食感で実はおいしい。

 価格は、15本入りが600円で、1本50円のバラ売りもしている(いずれも税込み)。犬吠駅やぬれせんべい駅などで販売されているが、初回ロット1万5000本はほどなく完売するほどの大人気。追加生産して8月下旬より販売を再開するという。

 再販売分も首尾よく売れたとして、銚子電鉄は起死回生なるか? 銚子電鉄の竹本勝紀社長にうかがった。

「第一弾のコーンポタージュ味は、一緒にぬれ煎餅を一口かじれば、焼きトウモロコシのような味になります。ニュースで知った多くの人に買っていただきました。続く第二弾は、『まずい棒』の『ぬれ煎餅』味が出来ないか模索中です。いずれにしても、美味しいものをお客様にご提供しますのでご安心下さい。新しいことに挑戦し続けることで銚電は元気だよと全国にアピールしたい。経営がまずくなくなるまで売り続けます」

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