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ノート型ホワイトボード「バタフライボード」を使って考えさせられたこと

2018.09.02

中学校のCAD授業で活用

「僕がエンジニアだった頃、言葉ではどうしても相手に伝えづらいことがありました。そういう場合は、ノートに図を描く必要があります」

 そう話すのはバタフライボード株式会社の福島英彦氏。自らの経験から新しい文房具を開発した人物である。

「バタフライボードは、中学校の先生や生徒も使ってくれています。CADの授業では、まずは何かしらのノートにペンで絵を描きます。バタフライボードは普通のノートと違ってすぐに消せますから、何度でもやり直しができるんです」

 現代では小中学校でもCADやプログラミングの授業が行われている。ただ、CADに初めて接する生徒に対していきなり液晶画面に図を出せとは言わない。最初は自分の思った絵をノートに描いてみる。デジタルの基礎は、常にアナログから始まるのだ。

 実際、バタフライボードの利用者はIT関連業に携わる人が多いという。小学生までスマホを持っている昨今だが、「手で図を描く機会」というのは今も決して少なくない。その需要に応えているからこそ、バタフライボードは成功を収めたのだ。

 アメリカの動物学者テンプル・グランディン博士の言葉を借りれば、「世界はあらゆる頭脳を必要としている」。グランディン博士は自閉症を抱えながら社会的成功を収めた人物として有名で、曰く「私は見たものを言葉ではなく画像として捉える」そうだ。だから「犬」と言われたら、それを普通名詞ではなくもっと具体的な絵として脳内で検索する。

 アウトプットも、それと同様だ。人前ではまったく話せないが、図を描かせれば詳細多岐に渡る事柄を相手に伝えることができる。

 IT技術者であれば、自分が糧としている世界は文章よりも図で成立しているということが理解できるのではないか。しかし同時に、仕事の節々で強烈な文章力をも必要とする。図と文章をまったく同時刻に、それも敏速に記述しなければならない時、バタフライボードはより大きな意味合いを帯びてくる。

「人に伝える」ということを考えさせる、哲学的な製品でもある。

【参考】ペンと持ち歩ける!ノート型ホワイトボード【バタフライボード ver. 2.2】-Makuake

取材・文/澤田真一

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