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2018.08.30

働く空間で仕事効率が変わる?クローズ空間は前頭葉が活性化することが判明

「働き方改革」の必要性が唱えられて久しい昨今。一部企業では、残業時間の削減、休暇制度・その他福利厚生の充実に躍起になっている。もちろんそれも大事だが、他に目を向けるべきポイントもあるのではないだろうか?

ということで今回、作業時における空間の違いによる脳の活性度の差異についての実証実験結果が届いたので、早速、紹介していきたい。

なお、この実験は、「パフォーマンスが高い状態」を、「脳の活性度が高い状態」と仮説を立て、脳血流に注目して実施されたものだ。調査は、古賀良彦(杏林大学名誉教授・医学博士)監修のもと、株式会社スペクトラテック社の「spectratechOEG-SpO2」を使用し、前頭部16部位の脳血流量(酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb))の測定分析が行われている。

測定する場は、視覚および聴覚環境を調整した3つの空間(クローズ空間・セミクローズ空間・オープン空間)を設定の上、それらの空間で2種類の異なる作業を実施し、それぞれの空間が与える効果を測定。空間の定義は次の通りだ。

・クローズ空間(視覚・聴覚環境の影響が少ない)
・セミクローズ空間(視覚・聴覚環境の影響が無視できない)
・オープン空間(視覚・聴覚環境の影響が大きい)

実験概要

実験施行日:2018年5月26日、27日
監修・実施:古賀良彦
被験者:20歳代~40歳代 健康な男女計6名(男性3名 女性3名)
計測機器:
株式会社スペクトラテック社製の「Spectratech OEG-SpO2」を被験者の頭部に装着し、テスト中の前頭部16部位の脳血液量(酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb))を測定分析。酸素化ヘモグロビン濃度の変化を観察し脳の活動状態を検証。

施行したテスト
1ウィスコンシンカードソーティングテスト(主に前頭葉を使う作業)
検者が赤、緑、黄、青の1~4個の三角形、星型、十字型、丸からなる図形のカードを示しながら、被験者のパフォーマンスを評価する検査。検者は、被験者に対して色・形・数の3つの分類カテゴリーのいずれかに従って、1枚ずつカードを提示し、被験者は、それがどのカテゴリーに属するのかを類推し、見合ったカードを示す。
2クレペリンテスト(主に左脳を使う作業)
横一列に並んだ隣り合う1桁の数字(3〜9)の足し算を順次すばやく繰り返すテスト。

実験対象空間

1クローズ空間(視覚・聴覚環境の影響が少ない空間)
着座時に頭部まで隠れる壁に四方を囲まれた狭い空間であり、雑音が聞こえない場所。
※計測時は、入口は閉めきる。

2セミクローズ空間(視覚・聴覚環境の影響が無視できない空間)
着座時に頭部まで隠れる壁に囲まれているが、ある程度の広さと窓があり周囲の音が聞こえる場所。

3オープン空間(視覚・聴覚環境の影響が大きい空間)
壁がなく、人の声をはじめ様々な周囲の音が聞こえる広い場所。

検証方法
・被験者は上記3つの空間(クローズ、セミクローズ、オープン)で、
 それぞれウィスコンシンカードソーティングテストおよびクレペリンテストを実施。
・3つの空間の実験順は被験者ごとに順番を入れ替えて検証。
・3つの空間でテストを受けている際の被験者の脳血流量を測定し、脳の活性度を比較。

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