
今回の企画にはオリジナルで碇シンジの声優を務める緒方恵美さんもゲスト出演! その舞台裏を緒方さんに伺った。
「しっかりシンジ」になれました
今回の企画を初めて聞いた時、またオファーを受けた時どう思いましたか?
緒方:ゲームコラボは数あれど、アニメがコラボする時代になったんだなあと思いました。一報が流れた時にはオファーを頂けていなかったので、違う方になるのかなと思ったんですけど、忘れた頃に声をかけて頂けて嬉しかったです(笑)。「これでエヴァ(500系)に乗れるんだ!」と(笑)。
今回『500 TYPE EVA』がシンカリオンに変形した姿を見た感想をお聞かせください。
緒方:とっても「ロボット」で、驚きました。あまりエヴァのことをご存じない方に、エヴァを「ロボットアニメ」の枠に入れられてしまうことがたまにあって……。でも、これこそは「ロボットアニメ版エヴァだ!」と(笑)。本体のエヴァとは違うかっこよさでした。
今回のコラボの見所などがあればお願いします。
緒方:収録がひとりで抜き録り(※1)だったので、他の皆さんの演技を見られなくて残念だったのですが、たくさんのエヴァキャラクターがお邪魔させて頂きました。シンカリオンなデザインのみんなが、シンカリオンメンバーと絡む姿を、私も、イチ視聴者として楽しませて頂きました。
エヴァンゲリオンの碇シンジと、シンカリオンで演じた碇シンジで、変えた部分などはありましたか?
緒方:台本に描かれているシンジが、いつもよりお兄さんな感じでしたので、少し大人にしたつもりだったんですが、音響監督の三間さんに「ハヤトより頼りなく聞こえるのでもっとしっかり」「ふわっと笑わず、ニヒルに」と言われてしまい……(笑)。
「あんまりしっかりしてないキャラなんです……」と申告し、作品に合わせて間をとらせて頂きました。
おかげで普段よりはパキパキ喋る、「しっかりシンジ」になれました。……かな? ……と、思います。……たぶん(笑)。
緒方さん自身の新幹線に関する思い出やエピソードなどはありますか?
緒方:子供の頃から「お人形より鉄道」だったので、新幹線の歌を歌いながら、プラレールで新幹線を走らせるのが大好きでした。だから、エヴァ500系に乗った時は、本当にワクワクしました……!
シンカリオンとエヴァンゲリオンのコラボは8月11日の放送のみとのことですが、今後に期待することはありますか?
緒方:できるなら、またエヴァシンカリオンになって、使徒と……いえ、共通の敵と戦ってみたいです。
※1 キャラクターや登場人物の台詞を抜き出し、個別に録音する収録方法。
Ⓒプロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・TBS Ⓒカラー
取材・文/武内しんじ