
愛玩でけでなく、人々の生活をサポートする能力をも持ち合わせる動物。盲導犬や聴導犬は広く知られているが、テンカンの発作などを事前に知らせるように訓練を受けたアラートドッグも存在する。では、エモーショナル・サポートアニマル(ESA)はご存知だろうか。精神疾患の人がその心のサポートを動物に託し、それが医師から認められるとESAとして様々な場所に同行できるようになるのだ。旅だって出張だって、いつでも一緒。
もちろん、飛行機にだって乗れるわけで。手荷物扱いなんてされないのだ。今回は海外らしい、面白くビックリ仰天な“搭乗者”を紹介しよう。
エモーショナル・サポートアニマルとして飛行機に搭乗した動物たち
■ブタ
Via-CNN
割と多いのがブタさん。ちなみに、US Airways は大人しくしていられなかったという事例を踏まえて、2014年にブタの搭乗を禁止している。
Via-pinterest
■アヒル
Here is Daniel The Emotional Support Duck in all his red-shoed glory. pic.twitter.com/rBkK0QnBKr
— Mark Essig (@mark_essig) 2016年10月17日
Credit-@mark_essig
こちらも多い旅行者。引用のアヒルの名はダニエル。ちゃんと赤い靴も履いているジェントルマンだ。
■猿
MONKEY BUSINESS! Meet Gizmo who stirred all that trouble on a #LasVegas bound Frontier Airlines flight ?✈@News3LV pic.twitter.com/aQv8j4bT8u
— Nathan O'Neal (@nateoneal) 2016年8月15日
Credit-@nateoneal
■ターキー
You get on the plane and sit next to someone with this as their emotional support animal, what do you do? ? pic.twitter.com/rYKgaIqdOY
— Watermelanin ✊? (@moeshamitchel) 2016年1月6日
Credit-@moeshamitchel
ただの鳥じゃなく、ターキー。デルタ航空では車椅子に乗せて移動させるなど、終始VIP対応でターキーを迎えたという。さすが、デルタ!
DIMEのよみ
ほっこりする話題ばかりじゃないのが悲しいところ。飛行機にはその他の一般客も多く乗っている。中には「落ち着かない」と悲鳴をあげるカスタマーも出てくるのは当たり前だ。ABCニュースのインタビューに答えた夫人は、大きなダルメシアンがシートに座っているのを見て「そのサイズに驚いた。とてもリラックスできる状況じゃなかった」と話した。また、搭乗時に子供に怪我をさせてしまったり、隣の席の客を噛んだり、そういった事件が起こっているのも現実のようだ。
ESAは特別な訓練を必須としないため、こうした事が起きてしまうのかもしれない。
また、サポートアニマルとして孔雀と共に旅に出ようと試みた女性もいたとか。ESAだといえば、どんな動物でも乗せられるということで少々タガが外れてしまう場合もあるようだ。
American Airline、Delta Airlines、Jet Blue Airlines、United Airlinesなどの各エアラインキャリアは、今後もエモーショナル・サポートアニマルを搭乗させるか否か、検討中だという。
構成/文 松永舞香