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2018.08.26

現役医師に聞く、健康診断をしても病気になってしまうのはなぜ?

医師がすすめるカラダにイイこと~教えてDr倉田~

 日本では、市区町村・会社・職場など様々な場所で健康診断(人間ドック・がん検診含む)が行われています。毎年定期的に受けているにもかかわらず、病気になってしまう方がいるのはなぜだと思いますか?

健康診断で本当に健康は診断できるのか?

 健康診断で大きな異常が指摘されなかった場合、「自分は健康だ」と考えませんか?「健康診断<健康を診断する>」という分かりにくい言葉が一因と考えていますが、「健康診断で行われた検査項目の範囲に限っては、明らかな異常が認められなかった」と理解する方が良いと思います。全ての病気に対しての検査を健康診断でできる訳ではないのです。

医師は健康診断を受けているのか?

 私が学んだ医学部は、日本で最も学生数が多い大学で、約15学部(当時)がありました。

 学生時代に「医学部の教員(主に医師)の健康診断受診率は、他学部より低い。医師が健康診断を受けてくれない」という話を聞き、とても不思議に思いました。現状は改善されているでしょうが、医師全員が定期的な健康診断や人間ドックを受けているかの実数は分かりません。

「医者の不養生」の言葉の様に、医師は案外自分自身の健康に注意を払っていないのかもしれません。ただ、医師は体の不調を感じた場合、知り合いの医師や医療機関を受診したり、適切な検査や治療を受けやすい環境にありますので、参考にしてはいけません。

健康診断の項目は意外に範囲が狭い?

 一般的な健康診断は、身体計測(身長、体重)、視力・聴力検査、血液検査、尿検査、胸部レントゲン検査、消化管造影(バリウム)検査が一般的です。

「肥満、高血圧、貧血、肝臓機能、腎臓機能」は診断しやすい項目ですが、胸部レントゲンや消化管造影検査は、診断精度に限界があるため、病気の確定診断が出来ず、追加検査が必要となる場合があります。

 特定の病気を疑ってピンポイントで検査をする、通常の診療とは分けて考える必要があります。

 健康診断の当日に内科診察や結果説明が行われることがあります。検査によっては結果が分かるのに数日間必要となることもあり、医師もあくまでも診察時点での結果説明に留まらざるを得ないのが実際です。

健康診断を持病の経過観察に役立つか?

 持病があり、医師から経過観察と言われて、健康診断を受診の代わりにしようと考える方がいます。健康診断の検査項目は、広く浅いため、該当する項目が入っていないこともあります。持病を持っている方は、きちんと医師と相談した方が良いでしょう。

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