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2018.08.22

なぜ「インデックスファンド」は長期の積立投資に最適なのか、説明できる?

「ほったらかし投資術」として長期での積み立て投資に最適と言われている「インデックスファンド」。そもそもインデックスとは何か、インデックスファンドとは何か。それぞれ理解できているだろうか。今さら人に質問できないビジネスパーソンのために、インデックスとインデックスファンドの基本を解説しよう。

インデックスは市場全体の価格を「平均値」で表現したもので相場の流れが読み取れる

まずはインデックスについて解説する。

インデックスは「見出し」という意味で使う人がいるが、投資の世界では「指数」を現している。何の指数かというと市場での取引価格平均のことだ。例えば「日経平均株価」という指数であれば、日本経済新聞社が選定した225銘柄の価格を平均したものであるし、「TOPIX(東証株価指数)」という指数であれば東証一部に上場しているすべての株式の平均である。平均なので、そのインデックスを計算する市場での相場の大まかな流れが読み取れることになる。

代表的なインデックス


ここではニュース番組や経済系記事でよく目にするインデックスを4種類だけ紹介した。この他にも指数は、各国ごとに存在している。名前と計算対象になる銘柄が何かを把握しておこう。

インデックスファンドは対象となる市場に連動するように分散投資している

 次にインデックス投資の対象となるインデックスファンドについてだ。インデックス名が付いているファンドで、以下のようなファンドがある。

インデックスファンドの例


ここで紹介しているのはいずれも証券会社で購入できる日本の投資信託である。ファンドの名前にインデックス名や「インデックス」が付いているものが目印。

ではインデックスファンドのまとめを見ながら特徴を理解しよう。理解するときは「インデックス」と「インデックスファンド」が、ごちゃ混ぜにならないように意識するとよい。

インデックスファンドの特徴

1. 受け身の運用方針:市場の流れに身を任せるので運用コストが安い
2. 値動きが確認しやすい:インデックスが目標
3. 市場全体への分散投資ができる:インデックスの計算対象と同じ銘柄構成

1. 受け身の運用方針:市場の流れに身を任せるので運用コストが安い

インデックスファンドは、自ら積極的に利益を取りに行くわけではなく、市場の流れに身を任せる受け身の運用方針である。このような運用方針のことを「パッシブ運用」という。逆に積極的に利益を取りに行く運用方針は「アクティブ運用」という。

運用会社のファンドマネージャーからすればインデックスの構成銘柄にしたがって投資先を決めるだけなので、投資家が支払う運用コストはアクティブ運用のファンドより安くなる。

2. 値動きが確認しやすい:インデックスが目標

インデックスの値の変動がファンドの価格変動になるので、値動きが確認しやすい。ファンドの運用会社目線だと、インデックスという目標に沿うように投資しているので、そのインデックスのことを「ベンチマーク」という。例えば、SMT TOPIXインデックス・オープンであれば、TOPIXがベンチマークになる。

3. 市場全体への分散投資ができる:インデックスの計算対象と同じ銘柄構成

インデックスに連動させるためには当然、インデックスを構成する銘柄に投資する必要がある。したがって、インデックスファンドを購入すると市場全体に分散投資していることになる。

ここまで理解できれば、ファンドを購入するときに貰う目論見書などの資料が読みやすくなるだろう。

SMT TOPIXインデックス・オープン(三井住友トラスト・アセットマネジメント)のマンスリー・レポートを基に実例を見ておこう。

これはファンドの基準価額とベンチマークとなるTOPIXの値動きを比較した資料である。同じ基準で比較できるようにどちらも「10,000」からスタートするように調整している。2013年4月以降、ベンチマークをファンドが上回っていることが目につく。

同ファンドの運用報告書P.4には” 東証一部上場銘柄の中から信用リスクが極めて高いと判断される銘柄を除外し、TOPIX(東証株価指数)の個別銘柄構成比率に合わせたポートフォリオを組成しました。”と記載があるため、ファンドマネジャーがうまく投資対象を構成してリスクを排除したと評価できるのだが、インデックスファンドの目的からすれば、上振れとはいえインデックスに対する連動性は低くなっているともいえる。

ファンドの投資対象としている銘柄構成を見てみると、ほぼベンチマーク通りの銘柄構成になっている。情報・通信業、化学、サービス業で投資比率が0.01%だけズレているが誤差の範囲と考えてよいズレだ。

市場全体の価格を平均値で表すインデックスに連動するインデックスファンドは、パッシブ運用で市場全体に分散投資ができる特徴があることを理解できただろうか。ファンドを購入するときは勧められるがままに購入するのではなく、ベンチマークは何か。ベンチマーク通りの成果が出ているか。ベンチマークとの構成銘柄に違いはあるのか。といった風に調べて納得できるようになって欲しい。

文/ぺったん総研

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