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2018.08.15

2017年の国内アウトドア市場は前年比103.2%、今後も好調に推移する見込み

ここ数年、盛り上がりを見せているアウトドア市場だが、実際、数字には反映されているのだろうか。そこで、市場調査会社・矢野経済研究所が調査した「2017年の国内アウトドア関連市場」の結果を紹介しよう。分野別の動向や参入企業動向などを明らかにしているので非常に興味深い内容だ。

2017年の国内アウトドア市場は、前年比103.2%の4398億3000万円となった。​スタイル分野別ではキャンプ、ハイキング、野外フェスなどが含まれるライトアウトドア分野が市場全体の56.8%を占め、最も高い構成比となっている。

なかでもキャンプはこの1〜2年で「第2次キャンプブーム」と呼ばれるほどの盛り上がりをみせている。キャンプ用品販売は好調に推移しており、キャンプ場もハイシーズンの台風や長雨が下振れ要因となったものの、平日や冬季にもキャンプを楽しむ人が増えるなど繁閑の平準化の傾向がみられ、堅調に推移している。

注目トピックは?

アウトドアブランドの中で高成長をみせているのが「ザ・ノース・フェイス」と「モンベル」だ。ザ・ノース・フェイスは、ライフスタイル分野でのブランド認知の拡大とブランドイメージの向上が高成長を支えている。一方のモンベルは、高品質で値ごろ感のある商品展開が幅広い消費者層に受け入れられ、好調が続いている。

成長を続ける2つのブランドは各々のブランドコンセプト(世界観)や商品特性を訴求しながら、アウトドア市場を牽引し続けている。

将来展望は?

猛暑や大雨など、極端な天候が続く2018年は概してアウトドア市場にとって試練となっているが、なかでも山小屋やキャンプなどアウトドア関連施設では影響を受けやすい一方で、既述のとおり、キャンプに対する消費者層の関心は依然として高く、市場も堅調に推移している。

また、アウトドアブランド各社では、ライトアウトドア分野やライフスタイル分野における商品ラインを拡充させ、引き続き幅広い消費者層の取り込みを図っている。こうしたなか、アウトドア市場は2018年も引き続き好調に推移するとみている。

<アウトドア市場とは>
アウトドア用品市場、アウトドア関連施設市場(山小屋、キャンプ場、クライミングジム、管理釣り場)、アウトドア関連サービス(山岳ガイド・自然ガイド、アウトドア用品レンタル)市場の合計を指す。

また、ここではアウトドア市場を登山、ライトアウトドア、アウトドアスポーツ、ライフスタイルの4分野に分類し、その分析結果を公表。なお、アウトドア市場規模にはすべてのマリンレジャー、ウインタースポーツに関わる用品、施設、サービスは含まない。

分野別市場定義
登山:「山に登ること」を主たる目的としたレジャーに関る用品・施設・サービス
ライトアウトドア:自然環境との関わりを主たる目的としたレジャーに関る用品・施設・サービスで、主にキャンプ、ハイキング、釣り(渓流釣り、鮎釣り、ヘラ釣り、ルアーフィッシング(バス、トラウト)、フライフィッシング)、野外フェスティバル等をさす
アウトドアスポーツ:競技スポーツとしてのアウトドア・アクティビティに関る用品・施設・サービスで、主にトレイルランニング、スポーツクライミング等をさす
ライフスタイル:アウトドアブランドが販売する、上記分野に含まれない用品で、主に日常生活、ビジネス、トラベル等で用いられるもの全般

<市場に含まれる商品・サービス>
登山、ハイキング、キャンプ、野外フェス、トレイルランニング、スポーツクライミング、ボルダリング、ライフスタイル、トラベル、山小屋、キャンプ場、管理釣り場、クライミングジム、山岳ガイド、自然ガイド、アウトドア用品レンタル

調査要綱
1.調査期間: 2018年4月~7月
2.調査対象: 国内アウトドア用品メーカー、同卸売業、同小売業、アウトドア関連施設・サービス企業、アウトドア関連業界団体等
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査を併用

関連情報:https://www.yano.co.jp/

構成/編集部

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