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2018.08.16

森をライブ配信するだけ!侘び寂びサービス「Forest Notes」がなぜ人気なのか?

 亜寒帯から亜熱帯にかけて南北に伸びる山脈で構成された島国、日本。そこに住む動植物は独特の進化を遂げているが、都市部に住民票を置いている限りはそうしたことを実感する機会があまりない。

 たとえば、世界自然遺産に指定されている白神山地はどのような景色をしているのだろうか。どんな鳥が飛び交い、どんな昆虫が木を這い、どんな音が辺りを支配しているのか――。

「音資源」をライブ配信

 JVCケンウッドが提供する『Forest Notes』は、全国各地の山林の音をライブ配信するサービスである。

 インターネットが普及して久しい昨今、世界にはあらゆるライブストリーミングサービスが存在する。YouTubeやInstagramもそうだし、これらのサービスによって世界的知名度を獲得した配信者も続々登場している。しかしForest Notesの場合は、ただひたすら「森の音」を流すだけのものだ。誰かが歌って踊るというわけでもないし、奇抜なパフォーマンスをするわけでもない。もちろん、ゲーム実況もない。

 しかしこの「森の音配信」が、大きな注目を浴びている。

「我が町の森の配信をやってくれないかという要望が、自治体からもあります」

 そう話すのは、JVCケンウッドの藤島もゑ氏。8月開催の『Maker Faire Tokyo 2018』にForest Notesがブース出展するということを筆者に知らせてくれた人物でもある。

 現在、Forest Notesのサイトで配信されている森は全国8か所。そのうちの5か所でライブストリーミングが行われる。白神山地、やまなし水源地、飛騨高山、馬路村、諸塚村の5地点だ。

「これ以外にも、今後のライブ配信が検討されている森もあります。学術機関と連携した取り組みも計画されています」

 藤島氏は、これらのライブ配信を「日本の音資源」と表現した。

 木があり、昆虫があり、動物があるからそこには音もある。逆に木も昆虫も動物もいなければ、その場から音も失われる。森の音は、ただの空気の振動ではない。木材や鉱石と同じく、限りある資源のひとつなのだ。

「音資源」とは、極めて的確な表現である。

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