
筆者が幼少の頃の1970代後半。
現代の様に、大規模なドラッグストアなど無かった時代。
よく両親と一緒に、町の薬局にお薬を買いに出かけていました。
そんな薬局の店頭には、決まって、なんとも可愛らしい人形が、お客様の来店を待っていました。
その カワ(・∀・)イイ!! 人形のキャラクターデザインは、なんと「カエル」。
なぜカエルなのか?……は、よく分かりませんでしたが、眼をパッチリ見開いていて、とても親しみやすい満面の笑みを浮かべており、つい目が合ってしまって、そのまま薬局の中へ引き込まれてしまいました。
台座の部分には「Kowa」のアルファベット文字が。どうやら、製薬会社の社名のようです。
お店の人に聞いてみると、興和株式会社の「コルゲンコーワ」のイメージキャラクターとの事。今では会社のホームページにも、ちょいちょい登場しています。
その時には、カエルにつられて、コルゲンコーワの風邪薬を買って帰ることとなりました。
★★★
時は過ぎて、現代。今でも自宅近くの薬局には、当時とまったく同じ笑顔で、同じ姿のカエルちゃんが店頭に立っています。
しかし、よその薬局では、それとは違う、女の子と男の子のカエルちゃんが立っていることも。
いつの間に家族(?)が増えたのでしょうか……?
物心ついたころから、町のみんなに笑顔を振りまいて、いつからか、ふたりに増えている、コーワのカエルちゃん。
調査したところ、このふたりの名前は、左側の女の子は「ケロちゃん」、右側の男の子は「コロちゃん」と言うそうです。よく見たら胸に名前が書いてありました。
基本的に、左右の立ち位置が変わる事はありません。今ではお店のカウンターにも出張しているので、見かけた人も居るかな?
首から上の画像だけだと、ふたりの見分けが付きにくいかもしれませんが、ではここでちょっとだけ豆知識。
まつ毛と口元をチェックすれば大丈夫。まつ毛パッチリで、ちょっとおちょぼ口なのが「ケロちゃん」、口元が大きいのが「コロちゃん」です。
お友達にクイズを出して自慢しましょう。
自分の親に、いつ頃から「ケロちゃんコロちゃん」が薬局に居たのか聞いたところ、ふたりバージョンのカエルちゃんは、そんな昔ではなかったのではないか、との事。それより前はピンで活躍していて、戦後の高度成長期には、既に店頭に立っていたような気がする……、だそうでした。