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2018.08.12

誰もが利用できる銀座の垂直立体公園「Ginza Sony Park」の歩き方

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

上層ビルが完成する途上のトランジション施設

 2017年に営業を終了した銀座 ソニービルが、リニューアルを経て「Ginza Sony Park(銀座 ソニーパーク)」に生まれ変わった。ソニー創業70周年、ソニービル開業50周年に当たる2016年に建替プロジェクトが発表されたが、銀座 ソニーパークは、ゴールではなく新しいビルが建つまでのトランジション(移行期)として位置づけられている。2020年までは地上フロアと地下施設で構成される「銀座 ソニーパーク」として、2022年以降は上層階を加えた新しいソニービルが誕生する。

 上記画像は有楽町マリオンから撮った写真だが、ソニーパークは数寄屋橋交差点に面して三方が開かれているユニークな立地にある。右手に伸びるのが外堀通り、左手に伸びるのが晴海通り、パークの奥がソニー通りと開かれた空間になっている。

「2020年に向かって東京に新しいビルの建築ラッシュが起きる中で、人のやらないことをやるというソニーのDNAから、あえて建てないという選択肢が浮上。周りが建てるならソニーは建てないというのがソニーらしいとプロジェクト初期の段階で、2020年までは上層部のビルは建てないことに決定した。

 2020年までブランド発信基地としてどうしたらいいかと模索する中でヒントになったのが、1966年に旧ソニービルが建てられた当時のコンセプト“街に開かれた施設”だった。コンセプトの一端が、数寄屋橋交差点に面するソニースクエアという約10坪のパブリックスペース。ここを創業者の一人である盛田昭夫は“銀座の庭”と呼んでいた。このコンセプトを継承して銀座の庭=公園ということで、人と街のインターフェースになるような存在を目指し公園化することに。ソニーらしい建替のリノベーションだと考えている」(ソニー企業 代表取締役社長・チーフブランディングオフィサー 永野大輔氏)

幹線道路、メトロ、公共駐車などの都市機能と隣接した場所

 街に開かれた「公園」のため、壁や扉を極力排除している。地上から入る大階段を下りた地下1階の入り口は、「公園に扉がないのはあたり前」(永野氏)ということで、扉や風除室がない。内覧会当日は台風が近づいていて時折強い雨風が流れ込んでいたが、公園なのだから仕方がない?

 旧ソニービル時代から幹線道路、メトロ、地下駐車場という都市機能と隣接した場所であり、ダイレクトにアクセスできる立地性をパークでも活かしている。地下3階~地下1階は吹き抜け構造になっており、地下1階は地下鉄コンコースからアクセスできる入口があり、東京都が管理している地下鉄への通路とも隣接している。入口にはサインがあるが、脇の通路側から入ると扉も仕切りもないのでどこからが敷地内なのかわからないほど。

 地下3階は銀座、新橋、有楽町エリア最大の公共駐車場「西銀座駐車場」(収容台数800台)と繋がっている。「公園は地上だけでなく地下も含めて公園というのがコンセプト。ソニーが作る垂直立体公園というべきもので、あえて外と中が曖昧な空間を作り上げた」(永野氏)

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