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海洋生物研究の権威も認めた!太陽光に近い光を再現する京セラのアクアリウム用LED照明

2018.08.13

海洋生物研究の権威も認めた有用性

 実験は同社だけでなく、静岡大学と新江ノ島水族館でも行なわれ、その結果も併せて発表された。

 静岡大学は、京セラのアクアリウムLED照明〈Natural White〉と一般的なアクアリウムLED照明のそれぞれでサンゴを飼育し、生育を比較。水深1〜2mに生息するエダコモンサンゴとミドリイシを3株ずつ入れた水槽を用意し、片方に京セラのアクアリウムLED照明、もう片方に一般的なアクアリウムLEDを照射。水温は23〜24℃にキープし、光の強さを約400μmolに設定して照射し飼育したところ、エダコモンサンゴとミドリイシともに、京セラのアクアリウムLED照明を照射して飼育した方は色が濃く、一般的なアクアリウムLED照明を使って飼育した方は色が薄くやや白っぽくなった。

エダコモンサンゴ(上半分)とミドリイシ(下半分)の色づきの比較。どれも、京セラのアクアリウムLED照明を照射した方が一般的なアクアリウムLED照明を照射したものより色が濃い。色の濃さを示す色素の量と褐虫藻の密度を調べても、それは裏付けられた

 なお、この色はサンゴの色ではなく褐虫藻(サンゴと共生している藻類で、光合成することでサンゴの成長に必要な有機物をつくりサンゴに供給する役割を果たす)の色で、色が濃いほど褐虫藻の密度が高く、光合成に使う色素が豊富にあることを示す。京セラのアクアリウムLED照明で飼育したサンゴと一般的なアクアリウムLED照明で飼育したサンゴの褐虫藻の密度を比較したところ、エダコモンサンゴとミドリイシの両方とも、京セラのアクアリウムLED照明で飼育した方が高かった。また、色素であるクロロフィルとペリジニンの量を比較したところ、エダコモンサンゴとミドリイシともに、京セラのアクアリウムLDE照明で飼育した方が一般的なアクアリウムLED照明で飼育した方より多いことが確認できた。

 この結果を受け静岡大学グリーン科学技術研究所のカサレト・ベアトリス教授は、実験結果を次のように総括する。

「一般的なアクアリウムLED照明はサンゴにかなりのストレスを与えていますが、京セラのアクアリウムLED照明は褐虫藻が増え色素もたっぷり持つことができるので、ほとんどストレスを与えていないことがわかります。太陽とほぼ同じ明るさを出すことができていると考えられるので、研究者から見ると白化現象を調べるといった長期間にわたる様々な実験を考えることができます」

 一方、新江ノ島水族館は水族館からは、バックヤードで実施した水草(アマモ)の育成実験の結果が報告された。

 実験では水槽を真ん中から2つに分け、それぞれに入れられたアマモに既存のHID照明と京セラのアクアリウムLED照明をアマモに照射。隣の照明器具からの光が入らないよう仕切りを最上部まで設け、約2か月間にわたり毎日9時間半(8:00〜17:30)照射して両者の成長具合を比較した。

 アマモは浅い海の砂泥地で育つ種子植物。実験開始時の長さはともに20cmだったが、実験終了時の長さは、既存のHID照明を照射した方は平均69.9cmだったのに対し、京セラのアクアリウムLED照明を照射した方は平均80.9cmに成長。また、数値による結果は示せないものの、京セラのアクアリウムLED照明を照射したアマモの方が既存のHID照明を照射したものと比較して、本来の色に近いものになったという。

アマモを使った育成実験の比較。京セラのアクアリウムLED照明を照射した方がHID照明を照射したものに比べ、平均の葉長が10cm以上長い

 新江ノ島水族館の竹嶋徹館長は実験結果を受け、「アマモの育成には光以外の要素もあります」と前置きしながらも、「実験では京セラのアクアリウムLED照明は既存のHID照明と同等以上の良好な結果が得られました」と高く評価。水族館などの大型水槽を対象とした高出力タイプの開発を大いに期待したいところだという。

 海洋生物研究の権威も有用性を認めた京セラのアクアリウムLED照明。思ったように魚や水草を育てられないアクアリウム愛好家は、使用を検討してみる価値があるだろう。

文/大沢裕司

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