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2018.08.18

東京〜金沢ロングドライブでわかった!待望のディーゼル版が登場したボルボ「XC60」の実力

「2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いたボルボのミッドサイズSUV『XC60』から待望のディーゼルモデルが登場した。SUVの最新トレンドをすべて備えた人気モデルの実力を本誌取材班がロングドライブで検証した。

シルバーメタリックのスカンジナビアンデザインの『XC60』は金沢市内の風情ある「にし茶屋街」の景色にも自然と溶け込む。

自動車生活探険家 石川真禧照氏
国産・輸入車の試乗は年間200台以上。関東の道の駅をほぼ制覇するほど旅と温泉とクルマ好き。

本誌編集長 安田典人
ゆったり乗れるSUVが大好きな本誌クルマ担当。現在、燃費のいい新型SUVを物色中。

安田:ボルボ『XC60』にようやく待望のディーゼル版が加わりましたね。昨年『XC60』がフルモデルチェンジしてから、待っていた方も多いのではないでしょうか。

石川:発売当初はガソリンの2Lターボとモーターも搭載したプラグインハイブリッド車だったね。ディーゼルターボは生産計画の都合で遅れての投入になった。

安田:でも今、欧州市場ではディーゼルエンジンへの風当たりが強く開発を中止するメーカーも多い。なのに、なぜボルボはディーゼル車を追加したのでしょうか?

石川:確かにディーゼルの排ガス性能や燃費性能の改ざんなどもあり、ディーゼルへの風当たりは強くなった。中には開発中止を発表したメーカーもある。でも現地で取材してみると、ディーゼルを諦めているわけでもなさそう。というのも、欧州のクルマの使われ方を考えると、EVやプラグインHVは限界があり、やはりディーゼルがいいと考えている人も多い。

安田:欧州車のディーゼルエンジンはなくならないということ?

石川:自社で開発するのはやめても他社から購入するという選択肢もある。実際にマツダはこういった話があることを否定していない。安田:なるほど。今後もいろいろ動きはありそうですね。

トルク、燃費、静粛性、快適性どれを取っても十分すぎる構成

石川:今回、東京から金沢まで約400kmを一気に走ったけど、改めてディーゼル車が持つ実力を再認識することができたでしょ? 今回乗ったのは『XC60』の「D4 AWDインスクリプション」。このシリーズの中では上級モデルだね。エンジンは4気筒の2.0L。ボルボは会社の方針で「排気量2L以上のエンジンは造らない」と公言しているので、ガソリンもディーゼルもプラグインハイブリッドも、排気量は同じ2.0L。

安田:でもこの2Lディーゼルは最高出力190馬力、トルクは400Nm。これをガソリンターボと比べると、出力は64馬力低いけどトルクは50 Nm上回っています。

石川:JC08モードの燃費はディーゼルの16.1km/Lに対して、ガソリンは12.6km/L。やはりディーゼルの優位性はある。

安田:今回は大人3名でのロングドライブで身長188cmの僕が後席に座っても窮屈じゃなかったし、アイドリング中のエンジン音や振動も全く気になりませんでした。それに東京から無給油で走っても燃料は十分残ってましたよね。

石川:このクラスのサイズになると、音や振動に関しては遮音材が多く使われていて、室内への音の侵入も極力抑えられている。金沢に到着してガソリンスタンドに立ち寄った時、店員に「ハイオクですか?」と聞かれたから「軽油で」と言ったら驚いてた(笑)。エンジン音が外に漏れないのがすごい。

安田:ハンドルを握ってからのフィーリングはどうでしたか?

石川:コンフォートモードでは、2000回転からトルクが盛り上がって加速したかな。ダイナミックモードだと1500回転あたりからアクセルレスポンスがかなり機敏になった。エコモードはエンジンブレーキを制御しながら走りを助けている。状況に応じた走りができるのも特徴。SUVだと目線も高くなるし、高速道路では見通しもいいから、ロングドライブでも本当に疲れないよね。

安田:先進安全技術や運転支援機能が16種類以上標準装備になっていますが、これってユーザーにとっては魅力ですよね。

石川:運転支援機能はスイッチひとつで起動するし、とにかく操作が簡単。ユーザーにとって〝やさしい〟クルマだね。今、大人気の『XC40』を買いに来たのに、『XC60』を購入する人が多いというのもうなずけるね。

SUVに求められるワイルドな顔も!悪路も軽やかに走りこなす超優等生

波打ち際を走行できる能登半島の名所、千里浜なぎさドライブウェイを走行。『XC60』の最新電子制御AWDシステムで荒れた砂浜も難なく走破した。オプションの電子制御式4輪エアサスペンションを選択すれば、オフロードの走破性はさらに向上する。

ロングドライブも疲れ知らず!視界が広く誰でも運転しやすい設計

東京から240kmほど走った、関越自動車道と北陸自動車道が合流する手前でナビの表示を切り替えた。最新のボルボ車はインパネ中央のデジタル液晶ディスプレイが縦長のデザインなので地図がとても見やすい。冬は手袋をはめたままでもスクリーンを操作ができるのは、寒い北欧のメーカーらしい配慮。変速機は最新の8速AT+4WDが標準仕様。

2.0L、4気筒のディーゼルターボエンジンはアイドリング時のエンジン音や振動が抑えられており、完成度は高い。

給油口には軽油用と尿素+水を主成分にしたアドブルー用の2つの口がある。ディーゼルが排出するNOxはこれで低減される。

色と素材が15種類用意されているインテリア。リモートキーも4色から選べるファッションセンス。後席にもシートヒーターを搭載。

後席は4対6の分割可倒式。荷室はフラットで広く容量は十分。リアゲートは電動で開閉する。

■Specification
全長4690mm、全幅1900mm、全高1660mm。ホイールベース:2865mm。最低地上高:215mm。車両重量:1880㎏。エンジン:直列4気筒DOHCディーゼルターボ。排気量:1968cc。最高出力:190ps/4250rpm。最大トルク:400Nm/1750~2500rpm。変速機:8速AT。車両本体価格:679万円。

協力/ボルボ・カー・ジャパン http://www.volvocars.com/jp

取材・文/石川真禧照 撮影/望月浩彦

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