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クーペスタイルから脱却したBMW新型『X4』の運動性能の進化を検証

2018.08.04

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 BMWのSUV「X4」が2代目にフルモデルチェンジした。その「X4けをはじめとするXシリーズ群を製造しているSUV工場のあるアメリカ・サウスカロライナ州のスパータンバーグとその近郊の山々を走ってきたが、上々の仕上がりだった。

機械として優れているか ★★★★★(★5つが満点)

 まずは、エンジンが素晴らしい。アイドリングから6000回転以上まで、実にスムーズで、どこから踏み込んでも瞬時に加速を行う。かっちりと仕立てられたボディと相まって、静粛性の高さも上質感を高めるのに貢献している。優れたエンジンがクルマ全体の魅力を高めるというのはこれまでのBMWに共通する特質だったけれども、新型「X4」もその例外ではない。

「X4」には、コンフォート、スポーツ、スポーツプラス、インディヴィデュアル、アダプティブと5つの走行モードが備わっているが、印象的だったのがアダプティブモードの守備範囲の広さだった。アダプティブモードは速度をはじめとするさまざま走行条件に応じて、サスペンションやステアリング、シフトスケジュールなどをクルマが判断して自動的に変えていくものだが、これが適切なのに驚かされた。時速60kmぐらいまでならマイルドで快適に走りながら、速度を上げていくと徐々に引き締まっていく。その加減が絶妙だ。

 コーナーが連続するワインディングロードでスポーツモードやスポーツプラスモードを選ぶと「X4 xDrive20i」は豹変した。より機敏に向きを変え、鋭く加速していく。減速も巧みで、フットブレーキの踏み方次第で1段シフトダウンする時もあれば、それが2段落ちることもある。まるで、BMWのスポーツモデルM3のように俊敏に山の中を駆け巡る。こんなSUVは他に知らない。

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