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2018.08.08

クラウドファンディングから生まれた桐ヘッドホン、オンキヨー『SN-1』試聴レポート

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

Introduction

オンキヨーと言えば原音再生指向の生真面目なメーカーというイメージがある。パイオニアが女子向け、若い年齢層向けとするとオンキヨーはマニア向け、大人向けという音作りをしている。例えばDAPで言えば、Pioneer『XDP-300R-S』に対してONKYO『DP-X1A』。プリメインアンプなら、『A-40AE』に対して『A-9150』。けいおんに例えるなら、平沢唯に対して秋山澪。ゴクドルズなら、杉原チカに対して山本アイリ。

具体的に言えば、オンキヨーの音は解像度重視、音場感を大切にしたフラット指向で、低域はタイト。音色はどちらかと言えば地味。パイオニアは、粒立ちよりもなめらかさ重視で、低域は量感たっぷり。音色は明るく、華やかな響きが乗ったウォームな音。そんなスクエアなオンキヨーが2017年に桐スピーカーを140万4000円で発売した時には驚いたが、今回はその第二弾の桐ヘッドホン『SN-1』を発売する。それに先だってマスコミ向け試聴会が開催された。私もDAP持参で音を聴きに行った。

Report

ヘッドホンのハウジングは、スピーカーで言えばエンクロージャーに相当する部分で、ここに使う素材によって再生される音楽の響きや音色が変わってくる。最先端のスピーカーではユニットだけの音を再生して正確な音場感を出したいので、エンクロージャーの素材は固有の振動を持たずに硬くて重い素材が選ばれる。金に糸目を付けないハイエンドではアルミ合金、FRP、合成樹脂などの複合素材を使って、げんこつで叩いてもコツコツとしかいわない素材を追求する。ヘッドホンのハウジングにもアルミ合金、ステンレス合金、チタン、マグネシウムなどの金属系や樹脂系の素材が使われることが多い。

しかし、オンキヨーが選んだのは木材、しかも非常にやわらかい桐である。もちろん、従来にも無垢材のウッドハウジングは存在しが、硬い木が選ばれる傾向がった。桐を使うのは前代未聞である。桐を選んだ理由として設計者は琴にも使われる桐の響きを活かした楽器的なヘッドホンを作りたかったと語った。確かに楽器的スピーカーというのアンプのパワーがなかった頃には存在した。板の共振を利用して響きを加える手法で古くはタンノイが、近年はイタリアのソナス・ファベールが用いてきた。原音再生主義のオンキヨーから楽器的という言葉が出てくるのは意外だった。

素材の会津桐は厳しい冬を越した年輪太さが違い独特の音色を持つという。琴に使う板材で切り出してから合計10年間は寝かせたものを使う。

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