人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.08.05

5大産地を食べ比べ!「桃まつり2018」で満喫した桃づくしの夜

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

 フルーツ大好きメンバーが集まった団体「フルーツラバーズライフ」が主催するイベント「桃まつり2018」が、東京カルチャーカルチャー(運営:イッツ・コミュニケーションズ)にて開催された。昨年8月の「桃」、今年2月の「」、6月の「国産マンゴー&トロピカルフルーツ」に続き4回目となるフルーツイベント。

 協賛産地は、山梨県農畜産物販売強化対策協議会、JA全農長野、和歌山県、岡山県赤磐市、大分県豊後大野市。会場には豊後大野市の公式ゆるキャラ「なばっピー」(シイタケの妖精で5歳の男の子。「ヘプタゴン」という名前のお姉ちゃんがいる)も登場。桃まつりなのにシイタケが一番目立っていて、イベント参加者に大人気だった。

5大産地・桃の食べ比べ

 ウェルカムフード&ドリンクとして提供されたのは、山梨県、長野県、和歌山県、岡山県赤磐市、大分県豊後大野市の桃の5大産地の食べ比べ「特製 桃プレート(岡山県赤磐市ミニプリンセスケーキ付)」、「山梨県産桃のサンドイッチ」、「わかやまポンチ」、「大分県豊後大野市 きよかわ 桃ジュース」の4品。

 先日の西日本豪雨で桃農家にも大きな被害が出た岡山県だが、協賛産地の赤磐市は影響がなかったそうで、透き通るような白さが特徴の桃が食べ比べプレートに提供された。

 食べ比べプレートは、希少性が高い大分県の「クリーンピーチ」など関東にはあまり入っていない産地の桃も含まれており、甘さ、食感、香りとそれぞれに特徴があり、普段は経験の出来ない5大産地の味の違いを実感した。また、ドールケーキで知られる「夜のケーキ屋さん」のパティシエ・Juliさんが制作した、赤磐市のキャラクター「桃の妖精 あかいわモモちゃん」をあしらい赤磐市産の桃を使った「ミニプリンセスケーキ」もプレートに華を添えた。続くステージでのトークショーでは岡山、長野をのぞく産地3県が自慢の桃のプレゼンテーションを行った。

〇山梨県

 山梨県は富士山、南アルプス山脈と四方を高い山々に囲まれ、雪解け水がろ過されて溶岩などのミネラル分を含んだ天然水があり、高い山が雨雲をブロックしているので日照時間が日本一長く、高い山々に囲まれた盆地で1日の気温差が大きい。これらの要因がおいしい果物が育つ好条件になり、桃、ぶどう、プラムは全国一の生産量を誇る。

 桃は収穫摘期が非常に短く1週間ほどしかないので、収穫期間が違うものをできるだけ多く育て、6月中旬から9月上旬まで「品種間リレー」で出荷している。早生、中生、晩生とそれぞれの品種に特徴がある。

 早生は中玉が主流で、水分量が多く追熟が早いのですぐにやわらかくなる。中生は早生よりも果実が大きく果汁も多く含まれる。晩生は比較的大玉で追熟が遅く、歯ごたえのある桃になる。同じ産地でも品種によって食感が違うのはそのためで、かたいから“ハズレ”なのではなく桃の特性だと理解しよう。やわらかい桃が好みなら室温で好みのやわらかさになるまで待ち、食べごろになったら2時間ほど冷蔵庫で冷やすと良い。

〇和歌山県

 山梨と同じくくだもの王国で、300年以上の歴史を持つ桃の産地の和歌山。桃の栽培面積は東京ドーム約130個分の970ha、出荷量は全国3位と西日本では最大。岡山県産は果実全体が白い品種が多いが、和歌山の桃は袋掛け栽培で下が白くて上が赤くなっているのが特徴。和歌山も品種により出荷時期が異なる。

 イベントメニューでも登場したのが、和歌山県産桃と和歌山県産梅シロップを使い、オレンジ、キウイ、リンゴ、梨、ブルーベリーと組み合わせた「わかやまポンチ」。和歌山のご当地グルメで、和歌山県産梅の甘露煮、またはシロップ漬けが使われていること、和歌山県産フルーツが1種類以上使われていること、メニューに和歌山県産を明示すること、この3つが「わかやまポンチ」の条件。今年6月現在、わかやまポンチの登録店は和歌山県内59店舗、県外13店舗。県内のファミリーマートではコンビニスイーツとしてもわかやまポンチを販売している。

〇大分県

 幻の桃といわれる「クリーンピーチ」は、豊後大野市清川町特産のブランド桃。岡山県以西に桃の産地がないことから、1980年に桃の産地を目指して栽培開始。岡山から栽培技術を学んだが、生産農家の高齢化を配慮して、多収穫で作業性に優れた「わい化栽培」を導入した。わい化栽培とは他の植物を接ぎ木して繁殖させることで、「クリーンピーチ」は桃の木とユスラ梅を接ぎ木している。いわば夫婦のようなもので、うまくいくとおいしい桃ができるが、失敗することもあるとのこと。この栽培方法で桃を作っているのは清川町だけだという。現在は13戸の農家で生産して約13tを出荷。生産量が少ないため地元でしか手に入らない幻の桃といわれている。

 イベントで提供されたクリーンピーチを使った「ももジュース」はJR九州のクルーズトレイン「ななつ星」でも提供されている。「クリーンピーチ」やクリーンピーチを使った「ももジュース」などの加工品は、清川町の道の駅「きよかわふるさと物産館夢市場」で販売している。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ