お弁当を持っていく・職場で保管するとき
弁当は妻が作り、自分は職場に持っていくだけというビジネスマンも多いだろう。持参や職場での保管についても夏場はよく注意したい。また朝、弁当を店で買って持っていく場合も同様だ。
1.保冷バッグに入れ保冷剤で冷やしながら携帯を
「持っていくときは保冷バッグに入れ、保冷剤でお弁当を囲うように冷やしましょう。保冷剤がなければペットボトルに水を入れて凍らせたものでもよいです。保冷バッグは口がチャックでしっかり閉まるものが良いです。」
2.なるべく涼しい場所に保管する
「職場では冷蔵庫に入れられれば最適ですが、難しい場合は保冷バッグに入れたまま、直射日光の当たらない涼しい場所に置くこと。特にパソコンやプリンターなどOA機器周辺は温度が高くなっているので注意が必要です」
3.一度口にしたら放置は厳禁!
「手作り弁当だけでなく購入したものも、食べかけ・飲みかけで放置しないこと。半分食べたパンを鞄の中にしまっておいたり、直接口につけたペットボトルを営業車の中に置いたままにすると、少しでも触れた部分から雑菌が繁殖します。特に甘いジュースなどは菌が増える好条件となってしまう糖分がたっぷりなので、どんどん菌が増えます。一度開封したらなるべく早く食べきる、飲みきることが大切です。放置してしまったら見た目や臭いを過信せず、思い切って捨てる勇気を!」
夏場は、暑さと共に食中毒についても注意が必要だ。当たり前のことでありながら、意外と手薄になることも多い。対策グッズの保冷バッグと保冷剤はぜひ準備しておこう。
【取材協力】
松原郁実(まつばらいくみ)さん
管理栄養士、きのこマイスター、スーパーフードマイスター、健康食育シニアマスター、健康経営アドバイザー。働き盛りのビジネスパーソンに向け、賢く・おいしく食べるコツを伝えている。栄養相談、セミナー、執筆や出演など各種メディアで活動中。
ブログ:http://ameblo.jp/matsu193/
取材・文/石原亜香利