
エアコンというと部屋の壁に取付けられていたり、家電販売店で展示されている「室内機」の姿をイメージする人が多いと思う。
しかし、エアコンは「室内機」と「室外機」の2つがセットで1つのエアコンとなるのをご存知だろうか。
今回、ダイキンはエアコンの心臓ともいえる「室外機」に着目。厳しい暑さとなっている今年の夏を乗り切るポイントとして「室外機」の重要性と「室外機」の周辺環境の点検・整備について紹介した。
エアコンが部屋を涼しくする仕組みと室外機の重要な役割
エアコンが部屋を冷やすことができる仕組みは、まず室内機が部屋の空気から熱を取り除き、熱が取り除かれた涼しい空気を室内機が再び部屋に送り込む。
これを繰り返すことで、どんどん部屋の空気は涼しくなっていくというわけだ。室内で取り除かれた熱を運んでいるのは室内機と室外機を結ぶパイプを通っている「冷媒」と呼ばれる物質。
取り除かれた熱はこの冷媒に乗せられて運ばれ、室外機で屋外に放出される。
そのため室外機周辺の外気温が何らかの原因で高くなりすぎる(外気温と冷媒の温度差が小さくなる)と、冷却効率が低下してしまい、エアコンの「効き」が弱くなってしまうことがあるのだ。
室外機が設置されることが多いベランダは、設置状況や気象条件によっては45℃近くの暑さになることがある。
7月から既に厳しい暑さが続く今年の夏、エアコンの「効き」が弱いのでは…?と感じる前に、一度室外機の周辺環境の点検・見直しをしてみることをおすすめしたい。