『北海道 濃厚ポタージュラーメン とうきびの大地』
とうもろこしの名産地紋別のみなみかわ製麺が送り出した力作が、コーンポタージュをベースにしたスープが目玉の『とうきびの大地』。
コーンポタージュの、あの甘ったるい味が全面に押し出していれば、かなりのイロモノとして記憶に残ったであろう。が、意外にも塩気が強くて、そうと言われないで食べればポタージュベースと思わない。また、めんはこしがあって、有象無象の袋めんとは一線を画すうまさ。むしろ、こちらをセールスポイントにしたほうがよかったかも。
『登別に行っちゃいました! 地獄谷の激辛みそラーメン』
北海道でも有数の温泉地、登別温泉にある爆裂火口跡「地獄谷」。この場所をイメージして、みそ味ソープにしこたま唐辛子を練りこんだ、おそらく道内一辛い袋めん。
暑苦しいパッケージの第一印象にたがわず辛い……確かに辛いのだが、許せないほどではない。何種かの野菜を入れると、いいかんじに落ち着くのではないだろうか。
『函館ラッキーピエロ しあわせみそラーメン』
函館ラッキーピエロは、函館を中心に道南地方のみに展開するハンバーガーチェーン。「全国ご当地バーガー」日本一の栄誉に輝いたこともあり、観光客に人気のこの店のおみやげコーナーになぜか置かれているのが、3種類の袋めん。
塩味、しょうゆ味、みそ味があり、みそ味だけが『しあわせみそラーメン』という名称になっている(他はふつうに『ラッキーピエロラーメン』という名称)。
「個性のありすぎる味か?」という予想に反し、風味はいたってノーマル。強いて特徴をあげれば、めんはこしがあって硬め、つゆはかすかなとろみがある点くらい。