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2018.07.29

ドローン関連の仕事は会社員の副業になり得るか?

ドローンというと宅配のイメージがあるが、ビジネスの世界でも活用が進んでいる。そのような中、「ドローンを操縦する」という観点からいうと、まさに強みになるといわれている。もしかしたら、今後、ドローンを使った空撮や測量・点検などのオペレーターとしての業務のニーズが増すかもしれない。ドローン事情をよく知る識者に、ドローンを操縦する仕事の可能性について聞いてみた、

ドローン操縦には訓練と専門知識が必要

ドローンを操縦するには国家資格などは特に必要ない。しかし、無人航空機の認定資格を持っていると何かと便利といわれる。

現在、ドローン操縦の主な資格には、DJIの日本法人であるDJI JAPAN株式会社が主催する操縦者向けの民間資格「DJI CAMP」、JUIDA認定の「無人航空機操縦技能」、一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)による「ドローン操縦士」の3つがある。

DJI JAPANの担当者、柿野氏によると、ドローンを操縦する仕事をするには、現実的には訓練と専門知識が必要だという。

「産業・ビジネスシーンでドローンを使った業務を遂行するためには、ドローン操縦の訓練と該当する産業専門知識が必要となります。DJIの販売代理店では、ドローン体験会やドローン操縦および基礎知識を習得できるドローンスクールを展開していますが、自身で操縦訓練を重ねることが重要です。また操縦ができても、産業に特化した知識は、別途習得が必要です。DJIでは、コマツ様と協業し、測量に特化した教育プログラムを今夏より展開予定です。このような教育プログラムが今後のドローン産業活用を促進すると考えています」(DJI JAPAN 柿野氏)

ドローン関連職種は会社員の副業になり得るか?

ところで、ドローンに関する職の需要が増えていきそうな今後、会社員が副業でドローン関連の職種に就くという方向性もあるかもしれない。ドローン専門の派遣会社もあるくらいだ。その実態を探るべく、関係者に聞いてみた。

まずDJI JAPANの柿野氏は次のように話す。

「ビジネスパーソンがドローンで副業が可能かどうかは、ドローンオペレーターを必要とする企業の今後の戦略に依存すると思います。現在、企業には自社内でドローンオペレーターを育成するか、アウトソーシングするか2つの選択肢があります。副業も産業の形態によっては可能性はありますが、また時期尚早だと思います。今はどちらかというとドローンオペレーターがさまざまな産業に進出しているという意味で“副業”しているというところでしょうか」(DJI JAPAN 柿野氏)

副業としては、まだまだ時期尚早というところのようだ。

続いて、現状、どのくらいまで一般人の間でドローン操縦が進んでいるのか、空撮サービスであるドローン空撮「ソラカメラ」を運営する株式会社メディアクトの田中氏に聞いてみた。

「2018年5月現在、広く実務レベルでドローンが活用している分野は写真や動画の撮影、いわゆる『空撮』の分野です。趣味で空撮を行う方のドローン操縦と、業務上の撮影のためのドローン操縦の2つに分かれます。

業務上の撮影は広告・テレビなどクリエイティブな撮影、現場記録撮影、竣工記念撮影、記録保存撮影などが多いです。

ドローンは主に『航空法』『民法』『電波法』『道路交通法』など、さまざまな法律により飛行に制限があるため、特に都市部での個人の趣味目的での飛行はむずかしいのが現状です。

国土地理院が定める人口集中地区(DID地区)や第3者物件より30m距離が保てない場所などは、航空局による許可証や承認証がなければ、一般の方はドローン飛行ができないことが大きなハードルとなっています」(メディアクト 田中氏)

趣味目的でも合法的に空撮し、技術を培えば、趣味から仕事へとできる可能性はあるかもしれない。

「測量・点検などの分野で利用されるドローン本体は、数百万円から数千万円ほど。個人での副業の可能性は空撮の分野に限られてくると思います。

ただ航空法による制限を受けるエリアでの依頼が多いため、航空局許可や承認が必要ですし、ご依頼主の敷地以外の上空を飛行しての撮影の場合は民法の観点より、近隣への飛行許可調整など、準備も入念に必要です。また気象条件も大きく左右されるため、スケジュールも変動的なものになり、土日に限った副業では現実的にはむずかしいかと思います。

また万が一の事故が大きな社会問題にもつながる可能性のある仕事であることから、依頼主側も個人の副業でのオペレーターへの発注は慎重にならざるを得ない背景もあり、簡単にドローン空撮で副業、というのはなかなかむずかしいと考えられます」(メディアクト 田中氏)

空撮技術や法律についての知識はあっても副業として行うのはハードルが高いのが現状であるようだ。

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