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au×Netflixの料金プラン、テザリング有料化は正解だったのか?

2018.07.29

“2年縛り”はなくならない

石川氏:総務省の話になりますけど、2年縛りを止めさせろって、結構えぐいなと思った。解除金を取らず、25か月目の料金を取るなってことでしょう?

石野氏:いや、あれは更新月に解約しようとしても25か月目の料金を取られるから、それを取るなって話ですよね。

石川氏:2年目以降はいつ解約してもいいってことじゃないの?

石野氏:いや、そうじゃないと思いますよ。あれ、すごいしょぼい話で、重複がダメっていうだけの話だったと思う。どこかの媒体がすごく大げさな記事を書いていたけれど、そういうことじゃないと思う。2年縛り後の料金についての行政指導はauとソフトバンクにしか出ていない。2年縛りがあるときとないときとで、基本料が違ってはいけないということ。

法林氏:2年契約などの長期契約と自動更新の契約形態について、25か月目や26か月目などの解約で、25か月目の料金を支払わずに解約できるよう、来年の3月末までに措置をこうじるようにと。

石野氏:しょぼい話ですよね。

法林氏:そう。解約時の違約金についても、更新月に近い場合は、違約金を払わなくても済むようにしなさいと。ただ、総務省の料金サービス課によると、違約金の撤廃を求める指導ではないとしている、ということだそうです。

石野氏:だからね、2年縛りがなくなるとか、一部メディアがすごく大げさに報道しているだけ。

法林氏:希望的観測で書いている。

石川氏:勘違いしていたな。

石野氏:(総務省の検討会に参加していた野村総研の)北 俊一パートナーからも「これは2年縛りがあってもいいんだよ」と聞いた。

法林氏:それを、一部のメディアが2年縛り撤廃へ、みたいな風に書いちゃったんだけど、全然そんなことはない。あれは要するに、2年先まで予約をしているからお安くしますよっていう話。2年縛りがないプランも選べるというだけ。今は縛りがないプランとあるプランの料金の差が大きいから……。

石野氏:基本料の差を付けるのは止めましょうということ。

法林氏:KDDIとソフトバンクはそれがダメだと指摘された。ドコモは、基本料金が同じで、縛りがあるとポイントで返ってくるんだっけ。

石野氏:「ずっとドコモ割プラス」を付けるか、dポイント進呈かを選べる。だから、みんなドコモ方式にしなさいと言われている。横並びになりなさいっていうのは、ちょっとどうかと思うんですけど。

法林氏:月途中の解約時には日割りをしましょうという話もある。

石野氏:すごくしょぼい話。めっちゃ大げさに書かれていてびっくりした。

法林氏:いうほど安くならない。何も変わらない。

房野氏:キャリアは日割りで請求すればいいってことですよね。

法林氏:ただね、日割りって実はすごく面倒くさいんですよ。

石野氏:データ容量を先にたくさん使っちゃったりすると、これを日割りしていいのかという問題もある。

法林氏:今は基本使用料とデータパックがきれいに分かれている。でもこれが仮に、将来的に統合していった場合、1日にデータ容量を使い切って解約されたらアウト。ネットワーク負荷のことを考えると、できない。

石野氏:解約する月は実質アンリミテッドになっちゃう(笑)

法林氏:Netflixの話で、データ容量が物足りないという意見が出るのも分かるけど、定額に近いようなことは現状では難しい。アメリカのT-Mobileがやっているというけど、ネットワークの質も違うし、1人あたりが使う容量も全然違うし、コンテンツの求めるスペックも違うし、同じようにはできないかなと思う。T-Mobileはアメリカでは2強の下にいる3番手の会社。日本では厳しいと思います。

......続く!

次回は、Google Payについて話合います。ご期待ください。

法林岳之
法林岳之(ほうりん・ たかゆき)
Web媒体や雑誌などを中心に、スマートフォンや携帯電話、パソコンなど、デジタル関連製品のレビュー記事、ビギナー向けの解説記事などを執筆。解説書などの著書も多数。携帯業界のご意見番。

石川 温
石川 温(いしかわ・つつむ)
日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、2003年に独立。国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップルなども取材。NHK Eテレ「趣味どきっ! はじめてのスマホ」で講師役で出演。メルマガ「スマホで業界新聞(月額540円)」を発行中。

石野純也
石野純也(いしの・じゅんや)
慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

房野麻子
房野麻子(ふさの・あさこ)
出版社にて携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年からフリーランスライターとして独立。携帯業界で数少ない女性ライターとして、女性目線のモバイル端末紹介を中心に、雑誌やWeb媒体で執筆活動を行う。

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