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2018.07.29

au×Netflixの料金プラン、テザリング有料化は正解だったのか?

■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議

 スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回はauとNetflixの料金プラン、テザリング有料化など、スマホの料金について議論します。

auのNetflixバンドルプランの評価は?

房野氏:auが「Netflix」のサービスをセットにした料金プラン「auフラットプラン25 Netflixパック」を夏から始めます。「auフラットプラン20」に、Netflixと「ビデオパス」の利用料、さらに5GB分のデータ容量が追加されているところに、auスマートバリューとスマホ応援割がそれぞれ1000円ずつ割り引かれて、月額4500円から使えるという内容です。

房野氏

石川氏:カウントフリーは難しいかなと思ったけれど、25GBはないんじゃないかなというのが正直なところ。25GBの根拠は100時間見られる容量だと説明していたけれど、モバイルで100時間も見るかな。自分のメルマガにも書いたけれど、それだったら個人的には50GBでNetflixとビデオパスを付けてくれた方が面白かった。実質、ソフトバンクから(Netflixを販売する権利を)奪ったようなものなので、そこを理解させて、もうちょっと踏み込んでほしかったなというのが感想です。

石川氏

石野氏:プラス25GBで45GBにして、さらに5GBを付けて50GB、という理屈も立てられるのに、なぜそこでプラス5GBだけなんだろうというがっかり感はあった。説明されないとお得感が分かりにくい。フラットプラン20の20GBに5GBを足して、Netflixとビデオパスが付いているから、トータルで見ると安いというのは、1つ1つ計算していくと分かるんですが、多少安いだけで、上に30GBのプランもあるから、20GB、25GB、30GBになっていてすごく分かりにくい。50GBが難しいなら30GBプランをそれにするとか、せっかくバンドルするんだったらシンプルにした方が良かったかなと。中途半端に容量を増やして20GBと30GBの間に挟まれ、なおかつNetflixとビデオパスが付いていて、高いか安いか分かりにくい。ちゃんと計算すると安いんですけど、見え方としてもったいない。頭のいい人が考えた料金プランという気がする。以前もこの会議で話したと思いますけど、策士が考えすぎて策に溺れているパターン。

石野氏

石川氏:一般の人に伝わらないよね。

石野氏:すごく伝わりにくい。Netflixと50GBとかの方がいい。50GBまで行ったら100GBでもいいと思うんですよ。”Netflix100”みたいな感じの名前にして、どんと出した方が。

石川氏:”ほぼ50GB”でいいじゃない(笑)

房野氏:サービスのバンドルはトレンドになりそうですか?

石野氏:なるんじゃないですか。

石川氏:わからない。

石野氏:(NTTドコモ社長の)吉澤さんも、MWCでインタビューしたときに5Gではサービスのバンドルがあるんじゃないか、みたいなことを言っていた。「dTV」をセットにするとかですか? ときいたら、そういうのもあると思いますね、と言っていたので、まあ、あるんじゃないですか、わからないけど。

石川氏:お得感が見えない。以前、mineoが日経新聞電子版をバンドルしたこともあったけど、あれもお得感がピンと来なかった。日経新聞電子版を契約しているユーザーにとっても、乗り換える気にならない。何か圧倒的にバンドルされていないと。中途半端に1000円くらい安くなりましたじゃダメなんじゃないかな。個人的な意見ですけど。

石野氏:アンリミテッド(無制限)とかだったら……まあ、5Gになるに従って(データ通信は)アンリミテッドっぽい感じになってくると思う。そうすると、バンドルしないと料金に差を出せないというところもあるのかな、キャリアの懐事情としては。

石川氏:Netflixユーザーの法林さんはどうですか。

法林氏:僕は全面的に評価しています。お二人とは真反対。僕は、これは正しい手法だと思うし、現状の利用環境を考えると、この容量とプラス1000円でNetflix、ビデオパス、プラス5GBというのは、極めてバランスがいいと思う。そんなに無茶をしていないと思う。これをプラス10GBにしてもよかったかというと、それもアリだとは思うけど、最初は様子見として5GBくらいからだと思う。

 ケータイ時代は端末側で通信できる容量の制限ができたけれど、スマホになると、それができないのは明確になった。容量を増やすこととかデータ量が増えることに関しては、キャリアはみんな、かなり二の足を踏んでいる。データを使わせたくないんじゃなくて、使ってもらいたいんだけど極端な人が出てくるのをすごく恐れている。Netflixとしても初めてNetflixを契約するようなユーザーがターゲットで、だから「ベーシック」プランをバンドルしてきている。この上に「スタンダード」と「プレミアム」の2つプランがありますけど、それらをバンドルしなかったのは、たぶんそういう狙いからだと思う。Netflixってなんですか? くらいの人たちから取り込みたいという意図があったと思う。最初の段階としては、これで僕は良かったと思います。1000円の差額に関しては、ビデオパスとNetflixで合計1200円程度。要するに5GB分がタダで付いてきたという話なんだけど、それがどれくらいまで織り込めるか。今回はおっかなびっくりでこれくらいなのかなと思っています。

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