【1:30経過】
3、フライパンを火にかけて温め、サラダ油を引き、洋食焼きのタネを加えて弱火でフタをして焼く。
★POINT
焼き物はなんでもまず強火で焼きたくなると思いますが、今回は最初から最後まで弱火です。そして、必ずフタをしましょう。じっくり弱火で蒸し焼きにすることでキャベツがしんなり甘く仕上がります。
4、2分ほど焼いたら裏返し、さらに1分半ほどフタをして焼けばできあがり。お皿に盛って、お好み焼きソース、マヨネーズをかければ完成です。
【5:00経過】
いかがでしょうか。とにかくパーツを減らし、できる限りシンプルな料理工程にしたお好み焼き、といった感じです。ただ、驚くなかれ、味は十分に美味しいです! お好み焼きソースとマヨネーズがかかってキャベツの味がすれば、それはほぼお好み焼きに感じるので、天かす、紅ショウガ、青ネギ~、などの細かな具材や、お好み焼き専用の粉を~、ということは省いてもOKなのです。ご家庭でパパっとお好み焼き風のものが食べたくなれば、ぜひこのシンプルな洋食焼きを作って頂ければと思います! もちろん、お酒のアテとしても最高ですよ。ビールはもちろん、チーズ風味も効いているのでワインでもいいでしょう。ソース&マヨではなく、しょう油をかけて日本酒のアテにするというアレンジもいいかも知れませんね! それでは、今宵もどうぞ、良いお酒を!
『お料理うんちくツイート』~実はパワーフードが入っていたお好みソース~
お好み焼きソースの代表格ブランドに、オタフクのお好みソースというものがある。この商品のPRを見てみると、原材料で大事なのが「デーツ」という果実が入っていることだという。デーツとはナツメヤシの実のことで、かなり栄養価が高く、イスラム教聖典には「神の与えた食物」、キリスト旧約聖書には「エデンの園の果実」などと称賛されているとのこと。最近はキヌア、アサイー、チアシードなど、様々なパワーフードが話題となっているが、次にブームが来るのはデーツかも知れない。いや、お好みソース自体が健康食扱いされる時代が来るかもしれない。
文/ムッシュ・フジタ