人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

日本代表は172cm65kgのMVPモドリッチのプレースタイルに学ぶべし!

2018.07.19

堂安律、久保建英、植田直道・・・2022年の日本を担うのは!?

 しかしながら、172cm・65kgのモドリッチはワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグの大舞台でも屈強な相手と堂々と渡り合っている。大会屈指の死闘と言われた7月7日の準々決勝・ロシア戦での走行距離もチーム2位の12.616kmを記録。ハードワークや献身性を前面に押し出して、チームを力強くけん引していた。

 そういったプレースタイルや姿勢こそ、小柄な日本人が目指すべき点である。ポジションこそ違えど、堂安律(フローニンゲン)や伊藤達哉(ハンブルガーSV)、三好康児(札幌)ら小柄なプレーヤーは攻守両面でチームに貢献していく意識を高める必要があるだろう。今回のロシアワールドカップでも、日本のアタッカー陣で活躍できたのは、乾貴士(ベティス)や原口元気(ハノーファー)ら攻撃だけでなく、オフ・ザ・ボールの部分でも凄まじい走りで相手を追いかけ、ボールを奪うところまでやっていた面々だ。中途半端なドリブル突破力やシュート力を備えているだけでは、この先、世界ではやっていけない。そこは日本人選手の多くが肝に銘じるべきだ。

 ロシアを機に、植田直通(サルクル・ブルージュ)が欧州移籍に踏み切ったように、20代前半以下の選手の海外挑戦をもっと増やすことも、日本がベスト8入りするために必要不可欠なポイントになってくる。今年1月にスペイン2部のクルトゥラス・レオネサへレンタル移籍したものの、試合出場機会に恵まれず、ロシアワールドカップを逃した井手口陽介の(リーズ)ような例もあるだけに、二の足を踏んでしまう選手もいるかもしれない。が、その井手口も別の環境で出番を得て国際経験値を高めれば、きっと再浮上してくるだろう。

 現に、乾や柴崎岳(ヘタフェ)もそういう軌跡を辿っている。彼らが苦しみながらプレー機会を得て、選手としても人間としても逞しさを増したことで、今回の日本代表がどれだけ助けられたか分からない。そういう人間が続々と出てくることで、3度挑んで破れなかった8強の壁を破る日が必ず来るはずだ。

「海外に出なければサッカーを理解することはできない」と本田も若い世代の面々に言ったというが、まさにその言葉通りではないか。フランスが強くなったのも、クロアチアが史上最高成績を残したのも、欧州ビッグクラブで活躍する選手が増えたからに他ならない。日本でその領域に達したのは香川真司(ドルトムント)くらい。まだまだ国際経験値が足りないのは確かだ。それを次の4年でどこまで変化させれるか分からないが、日本サッカー界として諦めずにトライしていくしかない。

 果たして2022年のカタール大会では誰が日本の看板選手になっているのか。堂安か、久保建英(FC東京)か、それとも全く別の人間か。そこに期待しつつ、4年後を楽しみに待ちたい。

20歳にしてフローニンゲン(オランダ1部リーグ)の「King」と豪語する、堂安律。ケイスケホンダ以上のメンタルモンスターに@DIMEは期待する。
Photo:GETTYIMAGES

取材・文/元川悦子@久方ぶりの東京

長野県松本深志高等学校、千葉大学法経学部卒業後、日本海事新聞を経て1994年からフリー・ライターとなる。日本代表に関しては特に精力的な取材を行っており、アウェー戦も全て現地取材している。ワールドカップは1994年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6大会連続で現地へ赴いている。著作は『U−22フィリップトルシエとプラチナエイジの419日』(小学館)、『蹴音』(主婦の友)『僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」(カンゼン)『勝利の街に響け凱歌 松本山雅という奇跡のクラブ』(汐文社)ほか多数。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年11月15日 発売

DIME最新号の特別付録は「スタンド一体型簡易スマホジンバル」!今年から5年先のトレンドまで丸わかり!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。