
2018年3月に初お目見えしたJR東海の最新新幹線車両「N700S」。登場以来、各機器や走行性能を確認する試運転が繰り返されているが、6月22日〜23日にかけて、ついに東京駅に初入線! その様子が報道陣に公開された。
N700SはN700系のデビュー以来13年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型車両。新設計の走行装置を始め、車載バッテリーによる非常運転や、現在の東海道山陽新幹線のスタンダードである16両編成以外の短編成化にも対応しているなど、随所に新技術が採用されている。そのため今、走行しているN700Sは営業運転に向けた量産化を見据えた「確認試験車」となっており、東海道新幹線の本線上で試運転が繰り返し実施されている。当初は営業時間外の深夜時間帯の試運転が中だったが、最近では営業列車の合間に試運転を実施しているので、その姿を見かけた人もいるかもしれない。
そんな中、6月22日の22時50分ごろ初めて東京駅にN700Sが入線。その翌日の23日に初めて明るい日中に東京駅に登場した。23日当日、営業列車が次々と発着する中、10時07分ごろに15番線へ「回送列車」としてN700Sが入線。集まった報道陣が一斉にカメラを向けた。その様子を見た他の利用客も見慣れないロゴマークのN700Sに注目していた。