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2018.07.19

髙山善廣プロデュースのプロレスイベントがクラウドファンディングで出資金受付中!

髙山善廣というプロレスラーがいる。

2001年6月に開催された総合格闘技イベント『PRIDE.21』は、今なお語り継がれている。ドン・フライを相手にガッチリ組み合ったままの状態でひたすら殴り合ったのだ。この瞬間、総合格闘技(MMA)での技術や本来の駆け引きは、まったく意味を成さなくなった。
あまりに凄惨で、過激で、無骨で、そして美しい殴打戦。それはまるで絵画のようでもあった。あの時リングを見つめていた観客は、1枚の大作絵画を鑑賞していたのだ。

アメリカではUFCが人気を博している現代だが、もう二度と髙山VSフライ戦のような試合は繰り返されないだろう。

髙山善廣は今、病院で厳しいリハビリの日々を過ごしている。

「あいつのこと、忘れないでほしい」

去年5月、髙山選手はリング上での事故により病院に搬送された。

診断結果は頚髄完全損傷。今現在も首から下の動作の自由が失われた状態だ。

それから1年以上が過ぎた頃、クラウドファンディング『Makuake』にこのようなプロジェクトが登場した。髙山選手を支援するプロレスイベント『TAKAYAMANIA EMPIRE』である。

クラウドファンディングのみを使ってプロレスのチケットを提供するという、前代未聞の試みだ。

「髙山のことを忘れないでほしい。それがこのイベントの目的です」

そう語るのは、プロレスラーの鈴木みのる選手。髙山選手とは15年来の盟友である。

「プロレスラーとしてのあいつ、大河ドラマに出た時のあいつ。何だったら、どこかでたまたま見かけた時のあいつでもいい。とにかく、髙山善廣がいたことを忘れないでほしいというのがあります。人間の記憶は、すぐに消えるものですから」

プロレスラーは、常に大怪我と隣り合わせの仕事である。どんなベテラン選手でも、一歩間違えれば最悪命を落としてしまう。これはまさに「死闘」と表現するべきだ。その死闘をくぐり抜けてきた盟友が築き上げた功績を、風化させるわけにはいかない――。

カギカッコのない段落は、取材相手が直接発言したものではない。だが、鈴木選手は確かにそう言っている。口ではなく、その眼差しで。

「あいつとは仲良くなってから15年経つんですけど、あいつからして見ると僕とは30年来の付き合いらしいんですよ」

髙山善廣という男の性格

髙山選手は練習生時代、所属していた道場を脱走したことがある。

これはどうやら、肩の怪我を先輩に言い出せずにいたためということを筆者はあとで知った。だが本人は、その後もプロレスラーになる夢を持ち続けた。その中で、もし脱走していなかったら自分と同期になっていたであろう選手を気にかけていたようだ。

髙山選手のファーストキャリアは第1次UWF。鈴木選手のそれは新日本プロレス。UWFはその後、新日本プロレスへ選手を派遣する団体になったから、その時点で髙山VS鈴木が実現した可能性はある。

「髙山はあの頃の僕のこと、よく知ってるんですよ。何年何月何日が僕のデビュー戦だったとか。あいつは正真正銘の鈴木みのるマニアですよ」

そう言って、鈴木選手は豪快に笑った。

それだけ髙山選手が細やかな人物である、ということは筆者も何となく気づいていた。NHK大河ドラマ『功名が辻』で蜂須賀小六を演じた髙山選手は、豊臣秀吉の盟友でありながらも時として彼を肉体で諌める義理堅い戦国武将だった。それを演じるには、細やかな役作りが必要不可欠だ。蜂須賀小六がどのような人物だったのかを、自らが多少なりとも調査しなくてはならない。

そんな性格の男が、世界MMA史上稀に見る豪放な殴り合いを繰り広げたのだ。

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