人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

【開発秘話】シリーズ累計100万台を突破したアイリスオーヤマの布団乾燥機『カラリエ』

2018.07.18

梅雨時に使うと気持ちいことを店頭で訴求する

 累計100万台突破という販売実績は、同社の予想をはるかに超えるものだった。ただ、発売と同時に勢い良く売れたわけではなく、初代モデルの発売2年目から火がついたという。「店頭での認知が進んだ結果」と振り返る佐藤氏。最大の販路であるホームセンターはもちろんのこと、家電量販店でも多く取り扱われたことから広く訴求することができ、認知が進んだ。

 認知拡大のために取り組んだことが、梅雨時に「布団を乾燥させると気持ち良い」ということを店頭で訴求したことだった。冬場に使うことが多い布団乾燥機を梅雨時に訴求できたのは、「夏モード(送風仕上げ)」という機能を搭載していたため。「夏モード(送風仕上げ)」は布団を乾燥させてから冷却するもの。乾燥した上に冷風により適度にひんやりした布団で寝ることができるので、さわやかな寝心地を実現する。

取材からわかった『カラリエ』のヒット要因3

1.小型軽量

 持ち運びや収納に困らず苦にならないサイズと重さ。大きく持ち運びが不便だった従来のものと違い、「使ってみよう」と気を起こさせた。

2.便利

 従来の布団乾燥機は専用マットを使うのが普通だったが、マットなしにした。小型軽量と相まって利便性が格段に向上したことが評価された。

3.生活者目線を採り入れている

 専用マットをなくすことと小型軽量にすることを目指して開発したり、モデルチェンジでヒーターのパワーアップを図ったのは、生活者の視点や声を反映した結果。これにより使い勝手が良くなり、高い支持が得られた。

 専用マット不要で小型軽量になると、布団乾燥機は布団の乾燥と温めだけでなく使い方の幅が格段に広がる。『カラリエ』の場合、付属のアタッチメントを使えば靴の乾燥に使えるようになるほか、衣類乾燥機や足元を温める暖房機としても活用できる。年中使えるこの汎用性の高さは、一度使うとヤミツキになるかもしれない。

製品情報
https://www.irisohyama.co.jp/kararie/futon/

文/大沢裕司

ものづくりに関することを中心に、割と幅広く色々なことを取材するライター。主な取材テーマは商品開発、技術開発、生産、工場、など。当連載のネタ探しに日々奔走中。近著に「バカ売れ法則大全」(共著、SBクリエイティブ)。

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年6月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「デジタル調理温度計」!特集は「安くてイイもの」&「新しい働き方」&「マイナポイント」!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。