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災害と関係が深く致死率が4割近くになる「破傷風」の危険度

2018.07.14

「破傷風」の症状とは?

「破傷風」は、受傷後約1週間程度の潜伏期の後、第1期の症状で発症します。

筋肉痛やのどの痛みなどの症状から、整形外科や耳鼻咽喉科を受診しがちです。受傷から日数が経過しているため、本人もケガをしたことを忘れてしまいやすい(医療機関で申告しない)上に、必ずしも「破傷風」単独の症状ではない(風邪症状や疲労などと区別がしにくい)ため、正しい診断がされにくい特徴があります。

受傷者本人が医療機関受診時に、「ケガをしたこと」を申告して下さい!!

<破傷風の症状の進行>
潜伏期:受傷後約3~14日間(平均7日)
第1期(7~8日間):全身のだるさ、頭痛、のどの痛み・違和感、噛みにくさ、筋肉痛
第2期(1~5日間):開口障害、痙笑(苦笑様)、首の痛み・顎の痛み、嚥下障害
第3期(3~5週間):全身けいれん、呼吸困難、発熱
第4期:症状の寛解(改善)

第2期に進行すると、「破傷風」感染の必発症状である「開口障害(口が開きにくくなる)」を認めます。第2期の期間が短いほど予後不良で、48時間未満の場合の死亡率は約60~80%とされています。第2期の段階で早めに医療機関で適切な治療を行い、進行を防ぐことが重要です。

災害時に「破傷風」などの感染症を防ぐ方策とは?

屋外での活動は、注意をしていても「ケガ」をしてしまうことがあります。片付けやボランティア活動をする時には、「手袋・長靴・マスク」を使用することも重要です。

今後、ボランティアで現地を訪れる予定の方は、事前に「破傷風ワクチン」などの予防接種を受けておくと良いでしょう。

「破傷風ワクチン」は、初回接種(1回目)の後、3~8週間後に2回目、6~12か月後に3回目を受け、その後は10年に1回ごとに追加接種を行います。

「破傷風」だけでなく、「レジオネラ症、レストスピラ症」、急性胃腸炎、肺炎・気管支炎など、災害後の感染症は、発災1週間前後から増加します。体調不良を感じたら、無理をして活動を続けるのではなく、早めに「現地の医師や看護師、救護スタッフ」に相談することをお勧めします。

文/倉田大輔(池袋 さくらクリニック院長)

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