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2018.07.16

トマトを極薄スライスできるヤクセルのパン切り包丁『曜』

 あるひとつの製品について書く以上、その製品には触る必要がある。

 製品に触る機会を提供しないまま、ただひたすらその製品について語られるのは非常に困る。それは、製品のPR動画を見せられても同じこと。

 クラウドファンディング『Makuake』のスタッフから、こんな製品を紹介された。岐阜県関市の企業が開発したパン切り包丁である。そのPR動画を見てくれと言われたのだが、そこでは固いフランスパンから熟したトマトまで何でもスライスしているシーンがあった。特にトマトのそれは、正直信じ難い光景である。こんな薄いスライスは見たことがない。

 これは本当か? トリックじゃないだろうな?

 自分の手で確認していないものを、記事にするわけにもいかない。そこで今回、トマトの極薄スライスができるというパン切り包丁を試してみた。

高度な技術を要する「うねり刃」

 この製品はヤクセルが開発した。本社所在地は先述の通り、岐阜県関市である。

 過去、何度も取材に訪れた関。製品に対して並々ならぬ情熱を託した職人が、日々工具を振るう町だ。今回は、東京営業所部長の山田真司氏と対談した。

「何か新しいことを始めようと思ったのがきっかけです。結果、うねり刃という波打った形の包丁に辿り着きました」

 うねりを持ったブレードと言えば、インドネシア・ジャワ島の「クリス」という剣がよく知られている。筆者もジョグジャカルタ王宮に仕える護衛官にピカピカのクリスを見せてもらったことがある。

 だが、包丁でうねり刃というのはこれが初めてだ。

「この包丁の刃付けは、私の中学時代の同級生がやっています。ウェーブに刃を付けるというのは、どこでもできるものではない非常に高度な技術です」

 山田氏の言葉通り、こうした形状のブレードはまず大量生産が利かない。これに刃付けができる研磨職人がいないからだ。

 だから、筆者は驚愕してしまった。しぶとく生きているうちに、このような包丁に出会えるとは。これが正直な気持ちである。

「とにかく、この包丁で切っていただきたい」。山田氏のその言葉を受けて、筆者はすぐに、フランスパンとトマトを購入した

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