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2018.07.11

社会人6年目の本音「役に立ちたいと思ってもやれることに限界はある」横浜市役所・磯田絵理香さん

あなたの知らない若手社員のホンネ~横浜市役所/磯田絵理香さん(28才、入庁6年目)~

 20代の仕事へのモチベーションを知ることは、管理職にとって良好な職場づくりの一丁目一番地。若い人にとっても、同世代がどんな仕事に悪戦苦闘しているか、興味があるところだ。で、今回は市役所の役人。シリーズ初の公務員の登場である。

 29回目は横浜市役所 横浜市市民局スポーツ統括室 オリンピック・パラリンピック推進部 オリンピック・パラリンピック推進課 磯田絵理香さん(28才)入庁6年目だ。

“休まず遅れず働かず”そんな役人への陰口に、悔しい思いを抱いているという彼女、“意味のあることをやりたい”と、公務員を選択し、最初に赴任したのは市内の区役所の保険年金課。国民健康保険の窓口に立ち、これまでの人生で出会ったことがない、いろんな人と接することになる。

人は十人十色、初めて出会う人々

 大学時代はアメリカンフットボール部のマネージャーでした。就活をはじめるとどこか違和感を感じて、人生という長いスパンで仕事を考えた時、意味のあることをやりたい。社会のために役に立つことをしたいと。公務員の仕事を調べてみると、社会のために仕事をする業務がこんなにあるんだと知りました。市民の顔が見える現場で働きたい、街づくりや都市経営も担ってみたい。それには地方公務員がいいかなと。私は横浜市民ですし、横浜市役所は第一志望でした。

 最初の赴任先は横浜市鶴見区役所の保険年金課。鶴見区は丘陵地を含めて住宅地が広がりますが、川崎とともに京浜工業地帯を支える地域でもあります。私の仕事は主に国民健康保険を担当する窓口業務でした。窓口にはいろんな方がいらっしゃいます。お客様は十人十色で皆さん、違った背景を持っている。私がそれまで生きてきた中で、出会ったことがない方々もたくさんいました。いろんな方がいることを、身をもって知りました。

 例えば、ある高齢の男性は窓口で保険料が高すぎると。「俺はこの10年、医者にかかったことがない。それなのに毎月、年金から金を取られて、なんでこんなに高いんだ。もう払いたくない」そんなお客様には、資料を見せながら保険料の計算の仕方を丁寧に説明します。

「基本になる保険料は決まっていますが、所得によって金額が上積みされる仕組みなんですよ。国民健康保険は国からのお金や、皆さまからお支払いただいた保険料で、個人の医療費が3割負担で済むように、皆さまで支えていく制度なんです」

 窓口を担当して間がない頃は、説明をする中でも、私の言葉遣いがなってなかったといいますか。相手の方にうまく伝わらなくて。

「いつ自分に万一のことがあるか、わからないじゃないですか」と言うべきところだったのでしょうが、「いつ怪我するかわかりませんし、いつ事故にあうかもわかりません」という感じの言い方をしたら、「あんたなにかい、俺が年寄りだからそんなふうに見えるのか!?」と、窓口でお客様が怒り出してしまったり。

 窓口を訪れるお客様は、いろんな背景を抱えています。その方の状態に合わせて伝え方を選んでいく必要があって。例えば高齢の方で話をしていて耳が遠いと感じたら、カウンターから身を乗り出すようにして、大声ではっきりゆっくりと。ただし、個人情報にあたる部分は静かな声でお話をして「ここをご覧ください」等、書類を指差したりします。

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