人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

地方はアイデアの宝庫!新潟県上古町に学ぶ地方創生ビジネスのヒント

2018.07.10

伝統織物「亀田縞」で作ったパンツ「亀とうさぎ」

 300年ほど前からある生地で、和綿栽培の北限だった新潟県の亀田地区で作られている伝統的な織物が亀田縞。野良作業で使った生地で、湿地帯である新潟で、腰まで泥に浸かる過酷な田んぼでの作業を支えてきた丈夫な生地が特徴だ。大正時代には600軒もの業者があったが、現在も残っている織物業は2軒だけで、アパレル向けの織物は作っていたものの、亀田縞は長らく作られていなかった。

 2002年に中営機業と立川織物の2社が昔の見本帳を紐解いてそれをベースに亀田縞を復刻することに。新潟市がパンフレットをつくったり、見本市に出展したりしていたが、実際に商品化される機会が少なかった。丁寧に作られている生地にデザインを加えて、背景などを伝えることができれば広まるのではないかと、ヒッコリースリートラベラーズが取り組みを始め、亀田縞を使った縦縞と横縞のパンツシリーズ「亀とうさぎ」が、今夏販売を開始した。横縞の「短パン」(8800円)はメンズ用、縦縞の「長パン」(1万3000円)は男女兼用。

「商品を活性化するには“自分たちごと”にするのが重要だと思っているので、30代が身につけたいものを作ることを意識して、たくさん生地が使える商品としてズボンの開発をし、縦縞が得意な中営機業さん、横縞が得意の立川織物さんの特徴を活かした商品に仕上げた。履きやすい、きれい、普段着られることがポイントで、腿の辺りがゆったりして履きやすく、しかもすっきりしたシルエットを提案。生地作りの特徴として、乾かすときにぴんと張らずにたるんだまま乾かすため、目が詰まった状態で仕上がるのが亀田縞の特徴でもあり、洗濯しても縮まない丈夫さも」(迫さん)

【AJの読み】単なる街の活性化だけではない表現の場として地域を生かす

 迫さんは福岡の出身だが、新潟大学進学を機に新潟に来て24歳のときに上古町に活動拠点を置いた。以来、ずっと新潟で活動を行ってきたそうだが、ヒッコリースリートラベラーズの取り組みは、さびれた商店街の活性化だけを目的としているのではなく、自らの創作や表現の場として「地域」の特性を活かしていると感じる。地味な郷土菓子が色やパッケージを華やかに変化させたらSNSでブレイクしたなど、モノの背景にあるストーリーも面白い。

 今回紹介していない商品でも楽しいものが多く揃っているので、詳しい商品情報はヒッコリースリートラベラーズのサイトを参照のこと。オンラインショップでも販売している。

文/阿部 純子

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年10月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「電動ブレンダー&ホイッパー」!特集は「ポイ活 勝利の方程式」「アップル新製品」「キッチン家電」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。