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2018.07.10

地方はアイデアの宝庫!新潟県上古町に学ぶ地方創生ビジネスのヒント

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆地域の埋もれた逸品をブランディングして全国に発信

 新潟県新潟市にある上古町商店街に店舗と作業場を構え、地域に密着したクリエイト活動や地域活性化の取り組みを行ってきた「hickory03 travelers(ヒッコリースリートラベラーズ)」。ヒッコリースリートラベラーズによる新潟で生まれた「地域×デザイン」の生活用品展示会「アレコレ展」が東京・丸の内で開催された。

 ヒッコリースリートラベラーズの代表である迫一成さんは、シャッター商店街であった上古町商店街の活性化に努め、35%から3%までにテナントの空き率を改善させた立役者の一人。新潟でデザイン活動、クリエイト活動を展開し、2015年に地域活動が認められグッドデザイン賞受賞。新潟のおみやげや、新潟市美術館のミュージアムショップ「ルルル」、「日常が楽しもう」をコンセプトにしたセレクト商品のデザイン、プロデュース、イベント企画などを行っている。

「上古町商店街は新潟駅から車で10分ほどの場所で白山神社の参道にある。上古町を含む新潟古町は日本海側最大の港町として栄え、昔はたくさん人が訪れる商業地域だったが、私が来たころはすでにシャッター商店街だった。2004年にワークショップをやったのをきっかけに商店街活性化に取り組むことになった。当時20代だった私は、商店街のおじさんたちの“祭りでもしようか、そこで焼きそばでも出せばいい”という意見を聞いてそれじゃ若い人は来ないなと思いつつ、明るい未来を創りたいという思いを訴えた。アーケードを建て替える時のお手伝いや、シンボルマークや地域マップを作ったりと、県外からも人が訪れたくなる場所を目指してイメージづくりを行った。

 いろいろな活動を続けて2006年には35%ほどの空き店舗が現在では3%ぐらいまで下がり、出店者も増えてきた。継続してビジネスとして経営する人も増え、空き店舗が出てもすぐに入るといういい循環ができている」(迫さん)

 27歳のときに上古町商店街振興組合の理事に就任した迫さん。商店街活性化の最初のヒット商品が老舗和菓子店とのコラボ商品「笑顔まんじゅう」(2個セット600円・価格は税別以下同、単品、15個セットもあり)。おまんじゅうの上にあんこで絵柄をプリントしたもので、結婚式の引き出物で人気となり、1か月で2000個発送したという。「260年のおむすび」(2300円)はコシヒカリ3合を、260年以上続く新潟の染物屋が手掛けた手ぬぐいで包んだおみやげ。引き出物や内祝いとして人気を呼び、2008年に新潟県おみやげコンクールで金賞を受賞した。

 1979年から新潟県で作られているカレー専用米「華麗舞(カレー米)」はインディカ米とコシヒカリのブレンド種だが、長年あまり注目されていなかった。温暖化の影響で新潟市内でもカレー米が作れるようになり南区で町おこしのために、カレー米とセットで販売する、新潟市の学校給食で使われている米粉を使ったカレールゥを開発。「みんなのカレー米」「みんなのカレー」(各700円)の単品販売、カレー米とルゥのボックスセットなどをカレーフェアのイベントや、ロフト、東急ハンズなどで販売している。

 かつては新潟市西区旧黒埼町の特産品であった砂時計だが、現在では国産砂時計は新潟市南区に1軒、東京に2軒のみ残すだけになっている。貴重な砂時計づくりを次世代に残したいと、手づくりの砂時計と木台をセットにしたのが「直管潟砂時計」(1700円)。砂の色は全4色で台無しのシングルタイプ(900円)もある。子どもからの評判が抜群という、ガラス管に目と鼻を描いた小さなガラスのおじさん「すなだときお」(シングル1000円・木台セット1800円)も。

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