
東京~名古屋の移動といえば、真っ先に思い浮かぶのは新幹線。のぞみなら乗車時間は1時間40分程度。時刻表通り運行するのもほぼ確実。出張でも旅行でも、第一選択肢になるはずだ。
では、同じ路線を結ぶ飛行機やバスはどうなのか?
実は数年前からこの路線を羽田発着の飛行機が飛び、バスルートは豪華シートを採用した車両の選択肢が増えている。
そこで運賃や利便性など、実際の使い勝手を多角的に検証するため、東京から名古屋までの往路を飛行機、名古屋から東京までの帰路をバスで移動してみた。リアル感を出すため、区間は筆者の自宅(東京都墨田区)~名古屋駅とし、実際にかかった時間と料金、疲労度などもご案内しよう。*時刻表などのデータは、いずれも2018年6月のものです。
●飛行機編~ルートと所要時間~
飛行機でいうところの東京は羽田空港、名古屋は中部国際空港を指す。両者を結ぶ路線は中部国際空港行きがJALなら8時台と18時台の2便、ANAは17時台1便の計3便のみ。選択肢はかなり狭く、筆者は8時10分発のJAL201便を利用して。
気になる運賃は1か月前の決済で6900円(普通席)と格安。実は取材の数日前に改めて確認したところ、8000円台の空席が残っていた。
自宅から羽田空港までのルートは、最寄り駅から東京シティエアターミナルに隣接する水天宮前まで地下鉄で移動。次にリムジンバスで羽田空港まで。早朝の移動のためラッシュもなく、快適に移動できた。
中部国際空港から名古屋駅までは、名古屋鉄道の鉄道とバス、両方があるものの、便数は圧倒的に鉄道が有利。さほど待つこともなく、空港特急ミュースカイで名古屋駅まで移動した。
経路と運賃、時間は以下の通りだ。
06:01 両国駅発
↓都営大江戸線・営団半蔵門線 280円
06:19 水天宮駅着
06:30 東京シティエアターミナル発
↓リムジンバス 820円
06:55 羽田空港着
08:10 羽田空港発
↓JAL201便 6900円
09:10 中部国際空港着
09:35 中部国際空港発
↓名古屋鉄道 ミュースカイ 870+360=1230円
10:05 名鉄名古屋駅
所要時間 4時間4分
運賃 9230円