
若者の文化は時代に合わせて変化する。新たな人、フードが注目を集め、古いものは彼ら・彼女らのなかで自然にその価値を失っていく。もちろんそれはコトバだって同様だ。
女子中高生向けのマーケティング支援などを手がけるAMFが2018年6月末、「JCJK調査隊※」の選考結果をもとに、2018年上半期のJC・JK流行語大賞を「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けて発表した。
※女子大生社長・椎木里佳が運営する、「世界に日本のJKのかわいい文化」を発信する約100名の女子中高生マーケティングチーム。市場調査や企業の商品開発サポートなどを行う。主な活動は、クライアント企業との座談会やアンケート調査など。JCJK調査隊としてのメディア出演もあり。
【ヒト部門】1位に輝いたのはあの女優!リボンを使ったあのヘアスタイルが話題に!
1位に輝いたのは女優の今田美桜。TBS系の2018年春ドラマ「花のち晴れ」で披露した、リボンを使ったかわいすぎるヘアアレンジが話題に。体育祭やイベントなどで真似する女子高生が続出した。
以降、2位以下には韓国のアイドルグループ、ジャニーズの新ユニット、話題のYouTuberがランクイン。BTS(防弾少年団)、King&Prince、BLACKPINK、けみおなどが続いた。
【モノ部門】インスタ映えの根強い人気!2017年に引き続きチーズの魅力に釘づけ
1位には韓国発のインスタ映えフード「チーズドッグ」がランクイン。JC・JK流行語大賞2017でモノ部門1位を獲得した「チーズダッカルビ」に続く韓国系チーズ料理だ。特に人気が高いのは東京・新大久保の「アリラン・ホットドッグ」。とろりとチーズを伸ばす写真を、友達やカップル同士で撮り合うのが定番のようだ。
【アプリ部門】わかりやすいルールと、プリクラ機とのコラボが勝因!?
1位はスマホ向けバトルロイヤルゲーム「荒野行動」。本ゲームのルールは非常にシンプル。約100人のプレイヤーが無人島で最期の1人になるまで戦闘を繰り広げるというものだ。またプリクラ機ともコラボし、「荒野行動」のロゴが入れられるプリクラが注目を集め、女子からの支持も高い。
【コトバ部門】コトバの最新形「あげみざわ」「あざまる水産」
1位「あげみあわ」
1位はけみおのYouTubeから火がついた「あげみざわ」。気分の高まりを意味する、あげ→あげみ→あげみざわ と進化を遂げた最新形の「あげ」だ。「テスト終わった~あげみざわ~」などテンションが上がった時や嬉しい出来事があった時に使用する。
2位「あざまる水産」
ありがとうございます→あざっす→あざす→あざまる→あざまる水産、と進化した「ありがとう」の最新版。企業名(商品名)×言葉は今年のJC・JKのトレンドだ。
3位「ないたー」
1位同様、けみお発信のコトバ。悲しい時限定ではなく、どんなシチュエーションでも使えるそう。「好きすぎてないたー」など。
4位「クセがスゴい」
芸人・千鳥のノブのネタ「クセがスゴい」が出自。そのまま言うよりも、ノブの言い方を真似して抑揚をつける場合が多い。
5位「いい波のってんね」
Tik Tokで使用され大ブームになった曲から。曲と同様にリズムに合わせて言うのが正解。
いかがだろうか。2018年のJC・JKの流行には、昨年とはまったく違う新たな波が押し寄せている。これらの話題についていけないと感じたあなたは、まず彼女らの間で流行するモノを1つでもいいので試すことから始めてみてほしい。
関連情報
http://amf.tokyo.jp/
構成/編集部