
■連載/一条真人の検証日記
ファーウェイのスマホのシェアがこの数年で日本市場で大きく伸びたのは多くの人が知るところだと思うが、タブレットに関しても優れた製品をいくつも作り、シェアを伸ばしている。そんなファーウェイの新たなタブレットが『MediaPad M5シリーズ』だ。M5シリーズには8.4インチディスプレイ搭載のM5と10.4インチディスプレイ搭載のM5 Proの2つのラインアップがある。
M5にLTE対応のSIMフリーモデルが用意されている一方、M5 ProはWi-Fiにのみ対応している。M5は持ち運びも考えたモデルであり、M5 Proは主に家の中などで使うことを目的としているのだろう。
M5 Proのディスプレイは2560×1600ドットという比較的高解像度なもので、発色やコントラストにも優れている。ディスプレイの端は丸まっており、スマホでも見慣れた2.5Dと呼ばれる形状だ。持った感じでは手にやさしく持ちやすくていい感じだ。
このタブレットはタッチペン入力にも対応していて、専用のデジタルペンで「Mペン」というものが付属している。このデジタルペンは4096段階で筆圧を検知してくれるのに加え、ペンの傾きも認識するなど、細かい表現ができる。
M5 Proにはこのペンに対応したアプリがプリインストールされていて、いろいろ試し描きをすることができた。僕は特に絵がうまいわけでもないので、試しにちょっと絵を描いてみようという感じにはならないのだが、様々なペン先が使えたり、色を変えたりもできるので絵心のある人にはいいオモチャだろうし、仕事で何か図を描いたりといった使い方にもいいだろう。
付属のデジタルペン。4096段階の筆圧が検知でき、微妙なタッチも表現できる。電源は充電池でUSB-Cで充電できる。
M5Proは現在、安い店なら5万円代前半。それでいてデジタルペン付属というのは、コスパが高くてうれしい感じだ。