「東京おもちゃショー」を周り、最後の最後で感動を与えてくれたのが「ラジオコントロール プログラミングテトラル」。誰でも手軽に飛ばせる小型ドローンである。特徴はスマートフォンで入力できる2つのプログラミング機能を備えている点だ。
「ビジュアルプログラミングモード」では、タイムラインに沿って旋回、S字カーブ、宙返りといった動きのプログラムを配置。それを再生すると、タイムラインに配置されたプログラム通りにドローンが動く。
「なぞってプログラミング機能」では、飛行したい航路をスマートフォンの画面上になぞるだけ。その軌道に沿ってドローンを飛ばすことができる。
実際に2つのプログラミングを体験したが、どちらも簡単で。特に「なぞって」は自分が描いた絵の通りにドローンが飛ぶ、新鮮な興奮があった。初めて体験する新しい楽しさに脳汁出まくり。「けど、お高いんでしょ〜」と値段を見れば、想像以上に安い。これには驚く。
シー・シー・ピー
「ラジオコントロール プログラミングテトラル」 1万4580円
最新テクノロジー×おもちゃを5点、選ばせていただいた。「東京おもちゃショー」を周り、おもちゃの魅力は「手軽な価格帯というしばりのなかで、いかに遊びを詰め込めるか」だと気づく。
おもちゃは感受性豊かな子供たちのためにある。権威に汚れていないだけに、その眼は鋭く、本能的。ユニークさもテクノジーも紛い物では手に取ってくれないだろう。ゆえに大人は本気で作る。おもちゃを見れば今の流行とセンスが手っ取り早く分かる。今後は、定期的にデパートおもちゃコーナーをチェックしたいと思う。
文/ヨシムラヒロム
イラストレーター、コラムニスト、中野区観光大使
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