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マヤvsマネ!元同僚でジム友の戦いがセネガル戦の勝敗を決める

2018.06.23

■元同僚対決に注目!

 対セネガルという観点で言うと、マネを熟知している部分も大きい。かつて2人はサウサンプトンで同僚であり、一緒にジムに通っていた間柄だったのだ。
「マネはアフリカンらしくない真面目さと向上心を持ってる選手。リバプールに行ってからは格段に成長しているし、今までできていなかったようなプレーもできるようになっている。乗ってる時の彼はホントに難しい。止めるためには前を向かせないこと。90分通してそれをやり続けられるかどうかだと思います」と吉田は5月のUEFAチャンピオンズリーグ決勝のレアル・マドリード戦で1点を叩き出した男に最大級の敬意を払っていた。直接的なマッチアップは酒井宏樹(マルセイユ)の担当になりそうだが、彼が突破されたり、マネが中央へ移動してきた時は、吉田が体を張って爆発的なスピードを止めなければならない。コロンビア戦で見せた冷静沈着さを失わなければ、今回もその大仕事を果たせるだろう。

 加えて言うと、ポーランド戦に出ていたディウフやボランチのイドリサ・ガナ・ゲイエ(エバートン)、前回は欠場したキャプテンのシェイフ・クヤテ(ウエストハム)らもイングランド・プレミアリーグ勢。同じリーグで何度か顔を合わせたことがあるはずだ。その経験値は確実に日本にとって大きな武器になる。吉田が慌てることなくゴール前堂々としたパフォーマンスを見せることで、相手が威圧感を覚えるような状況になれば理想的なシナリオだ。
 リスタートの守備という部分でも、日本最長身の189㎝の高さを誇る吉田の存在は重要だ。セネガルには195㎝超のカリドゥ・クリバリ(ナポリ)とサリフ・サネ(ハノーファー)という両サイドバックがいて、彼らが前に上がってくることが確実視されている。「そういう時はしっかり体をぶつけないといけないと思うし、僕らが弾いたセカンドボールだったり、自分のマークを注意しながらラインを上げたりすることが大事になってくる」と昌子も代弁していたが、競り合いで互角に戦える吉田には奮闘してもらわなければならない。彼がクリバリやサネを徹底的につぶし、相手を焦らすような方向へと仕向けられれば、セネガルのリズムも崩れるはず。そこもラウンド16進出のかかる大一番を無失点で乗り切れるかどうかを左右する。

 海外組を含めたフルメンバーの日本は、昨年8月の最終予選・オーストラリア戦(埼玉)から約8カ月間も無失点試合ができていない。昨年10月にはロシア出場権を逃したハイチに3失点し、今年に入っても不要なミスを繰り返している。西野体制発足後も4試合7失点。コロンビア戦も直接FKを叩き込まれているだけに、今回こそはパーフェクトなディフェンスで相手を跳ね返したいところだ。それができれば、日本のチーム完成度はさらに1段階、2段階上がる。
「守備の大部分は自分の責任」と本人も自身の役割を強く認識している。その言葉を今一度、脳裏に刻み付け、「長谷部の次のキャプテン」と評されるだけの力強い仕事を示してほしいものだ。

 

爆発的攻撃力を誇るセネガル撃破にはやはり守備陣の奮闘が、最低条件となる。
Photo:GETTYIMAGES

取材・文/元川悦子(カザン@ロシア)

長野県松本深志高等学校、千葉大学法経学部卒業後、日本海事新聞を経て1994年からフリー・ライターとなる。日本代表に関しては特に精力的な取材を行っており、アウェー戦も全て現地取材している。ワールドカップは1994年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6大会連続で現地へ赴いている。著作は『U−22フィリップトルシエとプラチナエイジの419日』(小学館)、『蹴音』(主婦の友)『僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」(カンゼン)『勝利の街に響け凱歌 松本山雅という奇跡のクラブ』(汐文社)ほか多数。

■連載/元川悦子「ロシア戦記」

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