人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.06.30

今も使ってる?あの頃これで検査したぎょう虫検査セロファン『ピンテープ』

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6d/Inspection_with_the_cellophane_tape_of_Oxyuridae%2CJapan.jpg

 その昔、戦後から、近年にかけて、人々の食生活においては、「寄生虫」による感染が身近な難問でした。

「昔は良かった!」と過去を懐かしみ、美化する「懐古趣味(レトロ)」が、かねてより大ブームですが、実際の「昭和時代」は、結構デンジャラスな時代だったのです。

 ともすれば、レトロは、「徒に古い物を珍しがり懐かしむだけの単なるデカダンス(退廃的)だ」と、うがった見方をされるぐらいです。

 さて、数ある寄生虫の中でも、かつて比較的身近な存在だったのが「ぎょう虫(蟯虫)」です。

「ぎょう虫」とは、線形動物門双腺綱旋尾線虫亜綱蟯虫目蟯虫科に属する、多細胞生物の総称です。一見、「ちりめんじゃこ」の様な形をしていますが食べられません。

 人の場合、一旦、盲腸に寄生して、肛門括約筋が弛緩する夜間に、肛門付近で産卵します。

 その際、「かゆみ」を生じるため、うっかり肛門を掻きむしった宿主が手で他人を触ってしまうと、相手を感染させてしまう事があり、とても危険です。また、かゆみが原因となる睡眠障害や、掻きむしった部位が傷ついて炎症を起こしてしまうという、深刻な事態になる可能性も多々あります。

 これは由々しき問題です。

 そんな人類の大敵である「ぎょう虫」ですが、感染者は、乳幼児、児童、及びその親が感染することが多い(感染率 約10~20%)ため、まずは児童に対して、ぎょう虫検査を行おうという施策が、昭和33年から開始されました。小学3年生以下が対象となります。

 その検査とは……。先述の様に、ぎょう虫が、夜間、肛門周辺で産卵を行う特性を利用して、起床時に肛門周辺へ、2日連続で粘着テープを押し付け、その粘着テープを顕微鏡で覗き、ぎょう虫の卵があるかどうかを検査する方法が考えだされました。

 その粘着テープこそ……。「ピンテープ(ぎょう虫検査セロファン)」なのです!

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年4月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「40kgまで量れるラゲージスケール」! 特集は「GW&出張に使える旅グッズ142」「最新極上ホテル33」 etc.

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。