
まだ6月にも関わらず暑い。夏本番となればもっと暑くなる。今年の夏は猛暑になる可能性が高いという。今からナーバスな気分に……。
そういえば、年齢を重ねるほど暑さにたいして弱くなっている。弱体化のワケは、体力が落ちたのが第一。そして、なによりも若い頃に比べて悩みが増えたことが要因だ。学生時代は「夏=夏休み」、暑さにも負けないフレッシュさと健全な心があった。しかし、今となっては「夏=憂鬱」でしかない。悩みを抱えた生活に、更に“暑さ”という悩みが強制的に加わる。大人にとっての夏とは概ねこんな心象だろう(極端に陽気な人を除く)。
しかし、誰しもが知っているこれじゃ良くないと。「悩みを抱えてます」なんて態度を人前で晒すのは恥ずかしいことだ。夏こそテンションを上げるシーズン、陽気であれば陽気であるほどモテる気もする。2018.SUMMERは「夏バテ」とおさらばするメモリアルイヤー! 今、僕が勝手に定めさせてもらった。
こんなに上機嫌に書いている理由はたった1つ、先日「TABASCOソースを使用した料理」の試食会に参加したから。酸味、塩味、刺激のある「TABASCOソース」は「夏バテ」に効くらしい。また、試食した料理が想像以上に美味かった、ゆえのハイテンションでライティング。「TABASCOソース」の辛さは刺激的、たぶん「心の夏バテ」にも良き作用があると思うので、話をちょっと聞いて欲しい。
赤坂の某クッキングスタジオにて。
“試食会”という甘美なフレーズに惹かれた僕。「すぐに試食タイム」なんて考えていたが、そうは問屋が卸さない。最初に「TABASCOソース」に関する説明をがっつりと受けることとなった。
「TABASCOソース」はアントニオ猪木が日本で広めた。
このエピソードは有名なので、ご存知だろう。だが、それ以上のことは知らない。なんて人は多いだろう、僕もそうだ。認知度が高いので親しみはあるが、どこで作られているかも分からない。
謎の香辛料「TABASCOソース」について。
1868年、アメリカ・ルイジアナ州のエイブリー島にて。
エドモンド・マキルヘニーがタバスコペパー、ビネガー、岩塩を原材料とする「TABASCOソース」のレシピを生み出した。当時、アメリカの食事は単調な味つけ、そこに風味と刺激を加えることを目的に開発されたという。
翌年、「TABASCOソース」は1本約1ドルで販売を開始、658本を出荷する。