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2018.06.23

ラストランに密着!丸窓が愛らしい上田電鉄7200系フォーエヴァー

■倉庫として残る先輩5200系

 上田原で1000系赤帯の上田行きと行き違い。日中の別所線は2編成で運行しており、この日は7200系と1000系赤帯が務める。

 車内はレールファンが静かに7200系を堪能しているのに対し、地元の人たちは会話が弾む。沿線に目を移すと、地元の人たちは名残惜しそうに7200系を見つめている。長いあいだ、“別所線の顔”として地域輸送を支えた大きな存在。その功績をたたえているように映る。

 10時21分、上田電鉄の社屋や車両基地を構える別所線中枢の駅、下之郷に到着。中間駅では唯一、2両ともすべての乗降用ドアが開く。

5200系5251は廃車後、マスクをシートで覆い、倉庫として活用。

 発車すると、右へ大きく曲がる。社屋の敷地内に5200系5251が留置されており、廃車後は倉庫という役目を与えられた。ステンレス車体も相まって、腐食していない。メンテナンスの必要がない倉庫車両でも、外観は綺麗な状態を保ち続けているのだから、現行の1000系、6000系が将来引退しても、変わらないのではないだろうか。

■なつかしの車内券が1日限りの復活

「御案内いたします。

 ただいま御乗車いただいております、7200系は、平成5年に、別所線に走っております。当時、まだ、車掌が乗務している、列車がございました。

 ただいまからですね、“当時の雰囲気を再現する”ということで、当時、車掌が切っておりました、車内券を販売してまいります。

 本日、このきっぷを買っていただきました“乗車券”として有効とさせていただきますので、どうぞ、旅の記念にお買い求めください。

 それでは、ただいまより、車内の販売をしてまいります」

 車掌が後ろの車両から車内を巡回すると、復路の乗車券として、旅の記念として購入する乗客が多く、小銭のジャラジャラとした音が聞こえる。地方はワンマン運転化、都市は交通系ICカードの普及により、車掌が乗客の精算で車内を巡回する光景も少なくなったので、走行中の小銭の音がなつかしく聞こえてくる。

1日限りの車内券。

 私も取材の記念として、復路の別所温泉―八木沢間170円を購入。券面を見ると、「上田交通」の名が印字されている。現在の上田電鉄は、上田交通の鉄道部門を分社化したもので、2005年10月3日に発足。7200系のカラーリングの変更、車両の更新を進めたほか、地元の様々な取り組み、大河ドラマ『真田丸』のヒットもあり、乗客の減少に一定の歯止めがかかったという。

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