人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.06.22

失敗体験で得られる10のメリット

 SNS全盛時代を迎えているが、不特定多数の人々との交流をあまりしたくないという人もいるだろう。それほど親しくない人々との交流を避ける気質は特に幼少期には問題視されてくるのだが、最近の研究でこうした気質の人々は人前でのミスを恐れる傾向があることが指摘されている。

■人前でミスしたくない気持ちが社交不安障害へ繋がる

 学校や職場などでの交流への不安感は、症状が重くなると社交不安障害(social anxiety disorder)となる。特に児童期のこの症状は学業などにも支障をきたし、知育の発育にネガティブに働くものであるとされている。

 したがって子どもの社交不安障害の可能性にいち早く気づいて対策を講じることが求められるのだが、その兆候となるものに幼児期の行動抑制(behavioral inhibition)があげられている。行動抑制とはいわゆる“ひっこみ思案”や“恐がり”と形容される非社交的な性格特性である。

 米・メリーランド大学カレッジパーク校をはじめとする合同研究チームが昨年に「Journal of the American Academy of Child & Adolescent Psychiatry」で発表した研究では、107人の12歳児が参加した実験が報告されている。

 107人の児童はいずれも幼少期に行動抑制と診断されていたのだが、実験ではEEGと呼ばれる帽子タイプの脳波測定機器を装着した状態で「フランカー課題」に挑んでもらった。フランカー課題とは例えばモニターに現れる矢印の向きを素早く答えるといった単純ながらもスピードが求められる課題である。そしてこのフランカー課題を観客がいる状態と、自分以外誰もいない状態の2パターンで行なってもらった。

IFL Science」より

 フランカー課題でミスをすると、脳内でエラー関連陰性電位(error related negativity:ERN)という脳波パターンがあらわれるのだが、今回の実験を分析した結果、研究チームは行動抑制と観客がいる状態でのミスへの過剰反応に強い結びつきがあることを見出したのだ。つまり行動抑制の気質をもつ児童は、観客がいる状態でミスを犯すことを過剰に恐れているのである。

「社交不安が生じるメカニズムの1つは、ソーシャルな状況において、過剰な自意識とミスの誇大視です。社交不安を持つ個人にとっては、失敗することに対する過度の恐怖は、進行中の社会的相互交流を妨げて損うことになります」と研究を主導したジョージ・バゼル氏は語る。

 幼少の頃からスポーツや習い事をはじめる子どもも少なくないが、後のメンタルヘルスの健康のためにも、子ども時代の失敗には寛大になるべきなのかもしれない。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2019年4月16日(火) 発売

DIME最新号の特別付録は「40kgまで量れるラゲージスケール」! 特集は「GW&出張に使える旅グッズ142」「最新極上ホテル33」 etc.

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。