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2018.06.20

ブラック化しやすい職場の見極め方とその対処法

 ビジネスパーソンにとって、“ブラック企業”は何としても避けたい場所だ。もしかしたら、現在勤めている会社のブラックさに悩んでいる人も多いのではないだろうか。今は大丈夫だとしても、今後職場がブラック化したら嫌だし、うっかり就職先・転職先に選んでしまうのも避けたい。

 このブラック企業の見極めは、実は意外と難しい。いかにもな“THEブラック企業”だけでなく、隠れブラック企業なるものも存在している。

 そこで今回は、全国1200社以上の中小・ベンチャー企業を対象に人事評価制度の構築と運用を行ってきた株式会社あしたのチームの高橋恭介社長に、ブラック化しやすい職場の見極め方と対処法を伺った。

■自由でフラットな社風は意外とブラック企業化しやすい

 まずは、どんな職場がブラック化しやすいのかを聞いてみた。高橋社長によると、強制的にサービス残業をさせるなどの故意による悪質なブラック企業ばかりではないそうだ。

「少し意外に思われるかもしれませんが、一見社風がオープンで自由な職場の方がじつはブラック化しやすかったりします。若手が多くて、皆楽しそうに働いているのに、です。

 この手の企業は、明確なルールがないので、社員ひとりひとりが権利主張しやすい。しかし、何をどれだけ頑張ればいいのかわかりにくい、権利や意見の主張とワガママの基準も不透明であるというデメリットもある。

 最近は、何かと“自由”や“個人の権利”“多様性”が叫ばれがちです。たしかに、社員ひとりひとりが成熟しており、高次元の目標をしっかりと共有して自律できているのであれば組織もうまく機能するかもしれません。しかし、多くの場合はそうではありません。

 完全に自由な状態でひとりひとりが自分を律して、組織としてもうまく機能するというのはかなり難易度の高いことなのです。

 人間の欲求というのは基本的に底なし沼ですから、一度ワガママを聞いてもらえるとどんどん要求が大きくなっていくもの。一定限度を超えた時に会社からNOと言われるわけですが、その基準が曖昧ですとかえって社員の不満が蓄積しやすくなる。

 経営者としては、よかれと思って社員の自由を尊重していたことが裏目に出てしまうというケースは非常に多いですね。この状態を、弊社では“うっかりブラック企業”と呼んでいます。

 重要なのは、社員のワガママをひたすら聞いていてもエンゲージメントの向上にはつながらないということです。ワガママを聞くだけでは、先ほど説明したようにかえって不満が蓄積していくだけ」

 そして、ブラック企業に必ずと言って良いほど存在するのがモンスター社員。簡単に説明すると、実力よりも要求のレベルの方が高く、自分勝手な行動で会社全体に悪影響を与える社員のことだ。

 もともとそのような素質を持った人材を沢山採用してしまったせいでブラック企業化するのでは? と思いきや、高橋社長は誰でもモンスター社員化する危険性があると指摘する。

「環境が人を変える、ということは大いにあります。たとえモラルの高い社員が入ってきても、社風がルーズだと周囲に流されてモンスター社員化することもある。反対に、モラルが高い会社に入れば、もともとルーズだった社員も自律するようになる。どうしても人はマジョリティの影響を受けるものなので、やはり社風形成は大切です。

 モンスター社員が出る会社は、たまたまヤサグレた社員が入ってきたから……というよりも、会社が間違った社風を形成した責任です」

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