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2018.06.10

お酒の消費量は減少しているのに、アルコール依存症の人は増加していた!

■『医師がすすめるカラダにイイこと! ~教えてDr倉田~』

 メディアで最近「アルコール、ギャンブルや薬物による依存症」を目にする機会が増えていると感じています。

 数百年続く酒販店を営む身内を持ち、お酒と縁が深い医師である私は、皆さんに「アルコール依存症」について正確な知識を持って頂きたいと考えています。

■お酒は年間どれくらい飲まれている?

 最新の「国税庁酒量調査(酒レポート2018年3月発表)」によれば、成人1人当たりが1年間に飲む酒類消費数量は、1992年101.8Lをピークに減少を続け、2016年81.6Lで約8割になっています。お酒の種類では、清酒(日本酒)とビールが減少し、焼酎や発泡酒が増加している傾向があります。

「若い人がお酒を飲まなくなっている、酒離れ」と言われますが、実際には20代は月に5.5回程度、居酒屋などの「ソト飲み」をしているようです(日本人の飲酒動向調査/日本酒造組合中央会2017年発表)。

 職場の宴会などは減っても、仲の良い友人たちとはお酒を飲んでいるのかもしれませんね。

■「依存症」って何?

「依存症」は、「あるものを特別に好む”嗜癖(しへき)”」です。一般に聞き慣れない言葉で、「嗜好」との違いが分かりにくいかもしれません。

「嗜癖」は、「好んだ結果、自分自身や他人に好ましくない事態」を招きます。分かりやすく言うと「のめり込む、ハマることで、抜け出せない」状態です。

「依存症」には、「物質依存(アルコールや薬物)」、「行為・過程依存(ギャンブルや買い物、窃盗)」、「対人関係依存(他人に依存する)」という3種類があります。

■アルコール依存症はナゼ怖い?

「アルコール依存症」は、「アルコールで得られる精神的・肉体的な薬理作用に囚われ、自分の意思で飲酒をコントロールできなくなり、強迫的に飲酒行動を繰り返す」病気です。「意志が弱いことが原因では??」と誤解されやすいのですが、意志の弱さや強さとは関係はありません。

 自分自身の健康を害すだけでなく、暴力や飲酒運転などの行為で、法的・社会的処罰を受けることにもつながりかねません。

 2013年に日本で行われた全国調査によれば、「アルコール依存症」の人は、約109万人と推計され、10年間で約29万人も増加しています。男性が約95万人と多くを占めていますが、最近では女性や高齢者が増えています。

 お酒の消費量は年々減少しているのに、「アルコール依存症」は逆に増加しています。

「アルコール依存症」の専門的な治療を受けているのは約4万人で、ほとんどの人は治療を受けていないのが現状です。

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