■Uber Eatsの配達パートナー体験者に聞いてみた
42歳のIT関連のサラリーマンをしている大峰恭民さんは、Uber Eatsの配達パートナーを副業として行っているそうだ。その働き方や稼ぐ目安、副業としての可能性などについて聞いてみた。
―サラリーマンとして働きながら、Uber Eatsで働きたいと思ったきっかけは何だったのですか?
「IT関連の仕事であることもあり、納期が近くなると何時に帰ることができるか不明なため、趣味の自転車で通勤をしています。ただ、プロジェクトの合間によっては早く帰ることができる時期があり、その時期限定で、短期バイトで何かお小遣い稼ぎができないかなと考えていたときに広告を拝見したことがきっかけでした。
少し残業した後に帰宅するとちょうど子どもの就寝時間と重なってしまい、子どもが目を覚ましてしまってなかなか寝付かなくなってしまったりしていたので、お茶をしながら本を読んだりして、少し帰宅時間をずらす工夫をしていたのですが、Uber Eatsの好きな時間に始めて、好きな時間に終われるところが見事にハマりました。今では就業後に配達をして子どもが寝静まってから帰宅することができるようになりました」
―実際、Uber Eatsではどれくらいの頻度で働いていますか?
「平日は18時が終業時間なので、18時~21時までの稼動が多いです。ちょうど夕飯時に配達が開始できるので、ピーク時間に稼動しています。
土曜日は子どもの習い事についていったり、子どもと遊んだりする時間にしているので、ほぼ稼動はしていません。日曜・休日はもともと、趣味である自転車で運動不足解消のためにツーリングをしていたのですが、その4~10時間を稼動にあてることによって、運動不足の解消になり、ダイエット効果も得られています」
―これまでにUber Eatsで稼いだ一日と週の最高額はどれくらいですか?
「以前は、平日はだいたい4~5時間で6千円、土日は8~10時間で1.3万円稼げていました。一週間に最高5万円くらいだったと思います」
―Uber Eatsの配達パートナーの仕事について、どのようなメリットを感じていますか? また苦労する点も教えてください。
「今まで知らなかった美味しそうなレストランの場所が分かり、その地域に出かけたときにランチで困らなくなりました。店員さんが配達員に対して気遣っていただけるとお客さんとして再び来たいと思います。その逆も然りで、配達員に対して横柄な態度をとる店員がいるお店については、どんなに流行っているお店でも『お客としてもこの店は絶対行きたくない』と思うこともあります。
また苦労する点としては、ホテル宿泊中のお客様が部屋まで配達を希望しているのに、ホテルマンにUberを名乗ると部屋まで行くのを断られたり、タワーマンションでは防災センターから入る必要のある物件もあったりするので、初めの頃は物件ごとの知識が必要になりました」
そして大峰さんは、Uber Eatsの仕事をサラリーマンの副業として行うことのメリットを次のように話す。
1.時間があるときに始められ、緊急の用事や疲れたときには終われ、時間に制約がない。
2.運動不足が解消でき、さらにストレス解消にもなる。
3.何といってもお小遣いが稼げる。
Uber Eatsの配達パートナーは、時間に制約があるサラリーマンで、さらにデスクワークなどで日頃から運動不足になりがちな人にとっては副業として重宝するかもしれない。
取材協力
Uber Eats
https://www.uber.com/ja-JP/drive/delivery/
取材・文/石原亜香利